2024.09.01
【日本橋三越】中秋の名月を楽しむお月見スイーツ。月見団子、月餅…
2024年の中秋の名月は9月17日(火)。旧暦の8月15日にあたることから「十五夜」ともよばれ、1年で最も美しい月が鑑賞できるといわれています。
今回は、中秋の名月(十五夜)に向けて、日本橋三越本店のバイヤーがおすすめするお月見スイーツを特集。秋の夜長に名月とともに楽しみたい月見団子をはじめ、中国の節句「中秋節」に欠かせない月餅まで幅広くご紹介します。
名月とともに楽しみたい和菓子5選
中国で生まれた月見の風習は平安時代に日本に伝わり、庶民の間に月見が広まったのは江戸時代のころ。秋の豊穣を祈って団子を供える「月見団子」が生まれたのもそのころだといわれています。
かつては団子ではなく里芋をお供えしていた名残から、関西では里芋に似せた月見団子が食べられているのだそう。中秋の名月が別名「芋名月」と呼ばれるのもその所以です。
【お月見スイーツ/和菓子①】目にも楽しい<塩瀬総本家>のお月見饅頭
1349年、始祖・林浄因が日本で初めて甘い小豆あんと饅頭を創作。塩瀬のあんは、足利義政公、徳川家康公をはじめ、歴代将軍を魅了し続けてきました。
こちらは十勝産小豆のこし餡と山芋で作った、<塩瀬総本家>で最もスタンダードな薯蕷(じょうよ=山芋)饅頭をお月見仕様に。口にしたときふわっとかおる薯蕷の香り、弾力のある上品な歯ざわりをお楽しみください。
【バイヤーからひと言】
日本橋三越本店でもおなじみの<塩瀬総本家>の饅頭自体のおいしさは、すでにご存知の方も多いはず。お月見饅頭はそのおいしさはそのままに、白色の生地はかわいらしいうさぎ、黄色の生地はススキをデザイン。見て楽しい、食べておいしいが詰まったお饅頭です!
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 塩瀬総本家
【お月見スイーツ/和菓子②】手しごとが光る<菓匠花見>の上生菓子
大正元年、1912年に創業した、埼玉県の菓子店<菓匠花見>。シラサギの卵をかたどった「白鷺宝」をはじめ、四季折々で愛されるお菓子を作り続けています。
中秋の名月のシーズンには、お月見をモチーフとした上生菓子が登場! すっと伸びた耳にまんまるとした白いうさぎをかたどった「うさぎ」と、満月の夜に兎が跳ねる様子を描いた「仲秋」、どちらもひとつひとつ手作りされており、ひとつとして同じものはありません。
【バイヤーからひと言】
繊細な手しごとから生まれる、季節を感じさせてくれる意匠を楽しみになさっているお客さまが多い、<菓匠花見>の上生菓子。おまとめ買いも多く、「SNSにアップしてから食べます」というお声をいただくことも。ひとつひとつ表情が異なるので、ぜひ店頭でお気に入りをお選びください。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓匠花見
【お月見スイーツ/和菓子③】名月を描いた<鶴屋吉信>のお干菓子
200年超の伝統を誇る老舗として、京菓子文化を広く後世に伝えることはもちろん、新しい価値を求めて伝統にとらわれない新菓も多数作り出し続けている<鶴屋吉信>。
この時期だけに楽しめる「お干菓子詰め合わせお月見」には、ぷっくりと愛らしい落雁の「うさぎ」や、透明感のあるコハクの「桔梗」、枝豆をかたどった「名月」など、お月見にちなんだお干菓子がぎっしり! 秋の月夜の情景が、小箱に閉じ込められています
【バイヤーからひと言】
小箱のフタを開けると、満月の夜に兎が跳ね、お月見のシーンが広がっています。ゆっくり月を見上げながら、お茶とともに召し上がっていただきたい一品です。
※<鶴屋吉信>の「吉」の正しい文字は「土」の下に「口」です。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 鶴屋吉信
【お月見スイーツ/和菓子④】ちょっと贅沢な<叶 匠寿庵あもや>の月見だいふく
小豆とお餅というシンプルな素材を組み合わせた棹菓子「あも」で知られる<叶 匠寿庵 あもや>。中秋の名月にあわせて、お月見にぴったりな大福が限定販売されます。北海道産大粒小豆の粒あんをたっぷり包んだ大福に、月に見立てた黄栗をひとつ落とした「月見だいふく」には、実りへの感謝が込められています。
【バイヤーからひと言】
柔らかなお餅にあんこがたっぷり! さらに栗が丸っと乗っていて、満足度の高い大福です。濃い目のお茶とともにお楽しみください。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 叶 匠寿庵 あもや
三越伊勢丹オンラインストアで<叶 匠寿庵 あもや>の商品を見る>>
【お月見スイーツ/和菓子⑤】年に一度しか食べられない<たねや>のきぬかつぎ
明治5年(1872年)創業の、近江の老舗和菓子舗<たねや>。豊かな風土の中で四季折々の和菓子を作り続けています。
十五夜だけに食べられる「きぬかつぎ」は、みずみずしいこし餡をあっさりとした団子生地で包み、愛らしい里芋のかたちに仕上げた歳時菓。上に乗ったお団子の粒は、里芋を掘り出したときについてくる小さな孫芋をあらわしているそうです。
【バイヤーからひと言】
1年に1度だけ、この日しか食べられない<たねや>のきぬかつぎ。そのめずらしさだけでも手に入れたい欲が高まります! 実りの感謝や願いを込めてじっくりと味わっていただきたいお菓子です。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 たねや
中秋節に欠かせない月餅2選
観月の風習のはじまりは、中国の唐時代の「中秋節」にさかのぼります。中秋節とは旧暦の8月15日にあたる十五夜の満月を愛でながら秋の豊作を祝う伝統行事です。
そこで欠かせないのが、満月に見立てた焼菓子の「月餅」。中国では古くから、中秋節に家族や親しい友人が集まり、皆で揃って月を愛でながら月餅を食べる習慣があるそうです。
また現在では中秋節が近づくとお世話になった方などに月餅を贈ることが盛んに行われています。日本ではあまり馴染のない風習ですが、今年は月見の起源に思いを馳せながら、名月とともに月餅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
【お月見スイーツ/月餅①】卵黄が入った<香港美心月餅>のミニ月餅セット
<香港美心月餅(ほんこんびしんげっぺい)>は、1987年に創設され、1号商品の「蓮の実あん&ダブル塩漬け卵黄(双黄蓮蓉月餅)」の発売からすぐ評判に。その後も毎年、香港地域の月餅売上No1の栄誉を獲得し続けています。
こちらは、湖南湘潭の蓮子を厳選し、蓮の実あんに仕上げたミニ月餅(蓮の実白あん&塩漬け卵黄)と、低糖ミニ月餅(蓮の実あん&塩漬け卵黄)のセット。清香で滑らかな食感の蓮の実あんの中に塩漬け卵黄を添え、油っぽくなく、重たく感じず、絶好なバランスです!
【バイヤーからひと言】
卵黄が入った月餅は日本ではまだあまりなじみがないかもしれませんが、滑らかな餡とのバランスが絶妙です。ミニサイズで食べやすいので、ぜひ一度お試しいただきたいです。
※取扱い:日本橋三越本店 新館地下2階 イベントスペース
三越伊勢丹オンラインストアで<香港美心月餅>ミニ月餅セットを見る>>
※オンラインストアでは2個セット(税込6,264円)にて販売しております。
※オンラインストアでの販売は9月11日(水)午前10時まで承っております。
【お月見スイーツ/月餅②】当日に焼き上げた<円果天>の窯出しモンブラン
<円果天>は新宿中村屋が手掛ける月餅専門店。「円」は家庭円満、「果点」は中国語でお茶請けやおやつを意味し、「天」は天の恵みを表しています。人と人とのつながりや自然や季節を慈しむ心が込められています。
当日に焼き上げた「窯出しモンブラン」の生地は、今までにないサクッとした食感に。熊本県産の栗をふんだんに使用した、とろっとなめらかな餡と香りがたまりません! 各日正午より限定販売。消費期限は常温で2日です。
【バイヤーからひと言】
普段は食べられない月餅です。昨年のイベント出店時にも販売いたしましたが、各日完売の大好評でした。本年もイベント出店期間のみのご紹介ですので、ぜひ店頭でゲットしてください!
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵プロモーション
いかがでしたか。今回ご紹介したお月見スイーツはどれも、味わいはもちろん、見た目にもこだわったものばかり。美しい月とお菓子を愛でながら、風流な夜を過ごしてみませんか?
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、日本橋三越本店 本館地下1階/塩瀬総本家、菓匠花見、鶴屋吉信、叶 匠寿庵 あもや、たねや、菓遊庵、日本橋三越本店 新館地下2階/イベントスペース、三越伊勢丹オンラインストアにてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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