2024.06.11
日本橋三越ならすべて買える! 日本三大まんじゅう(饅頭)とは? そのルーツから解説
日本三景、三大祭、三大珍味…日本を代表する三大〇〇は数多くありますが、和菓子にも「日本三大まんじゅう(饅頭)」があるのをご存じですか? そのすべてが揃うのが、日本橋三越本店の和菓子コーナー。今回は日本三大まんじゅうと呼ばれる「志ほせ饅頭(東京)」、「大手饅頭(岡山)」、「柏屋薄皮饅頭(福島県)」についてそれぞれのお店にお話をきいてみました。
さらに、他にもおまんじゅうが盛りだくさんな日本橋三越本店和菓子コーナーのバイヤーいちおしアイテムも紹介しますので、最後までお見逃しなく。
目次
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日本のまんじゅうのルーツは?
まんじゅうの起源は中国。三国志でおなじみの諸葛孔明が、戦の際、荒れ狂う川を鎮めるための捧げものとしてつくったと言われ、はじめは羊や牛の肉を入れた肉饅頭(まんとう)でした。室町時代、その饅頭にヒントを得て現在のまんじゅうを作り出したのが、中国から来た林浄因(りんじょういん)。
林浄因は、寺院を中心としたお茶会で僧侶も食べられるよう、肉を使わず、小豆を煮詰めた餡を入れたまんじゅうを考案。これが今日の甘いまんじゅうのはじまりと言われています。
「日本三大まんじゅう」とは?
2007年に三笠書房から出版された『日本の「三大」なんでも事典』で選出されたのが、
・<塩瀬総本家>志ほせ饅頭
・<大手饅頭伊部屋>大手まんぢゅう
・<柏屋>薄皮饅頭
の3つのまんじゅう。人気の高さをはじめ、総合的な指標で和菓子界の専門家から選ばれました。以来、「日本三大まんじゅうサミット」を三社合同で開催するなど、日本のまんじゅう文化を未来へ継承するための発信を行なっているそうです。
「日本三大まんじゅう」をご紹介
その「日本三大まんじゅう」すべて揃うのが、日本橋三越本店の和菓子コーナー。日本を代表する味わいをご紹介します。
【日本三大まんじゅう①】<塩瀬総本家>志ほせ饅頭
「塩瀬と言えばおまんじゅう、おまんじゅうと言えば塩瀬」と言われる<塩瀬総本家>。日本におまんじゅうを伝えた林浄因がその初代です。「志ほせ饅頭」は、大和芋と米粉、砂糖から皮を作る薯蕷まんじゅう。7代目林紹絆が中国に留学した際、宮廷料理に着想を得て考案したまんじゅうを、食べやすい一口サイズにしたものです。
毎朝職人が手作業で大和芋の皮をむき、すりおろし、その日の温度、湿度で調整しながら米粉と合わせ、こねあげて生地を作っています。口に入れた瞬間ふわっと香る薯蕷の香りと、弾力のある上品な食感をお楽しみください。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
【日本三大まんじゅう②】<大手饅頭伊部屋>大手まんぢゅう
天保8年(1837年)、岡山城大手門附近に創業。備前藩主池田侯から寵愛を受け、茶会の席には必ず伊部焼の茶器とともに愛用されたと言われています。
古くから米どころとして知られる備前岡山で、良質の備前米を材料に糀作りからはじめる「大手まんぢゅう」。もち米などを加えながら時間をかけて甘酒を仕上げ、小麦粉を混ぜて発酵させて生地を作ります。甘酒のコクと餡の甘さがほどよく調和した、まろやかな味わいが特徴です。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
【日本三大まんじゅう③】<柏屋>柏屋薄皮饅頭
嘉永五年(1852年)、「病に薬がいるように、健やかな者に心のなごみがいる」という思いから、初代本名善兵衛が、皮が薄く、餡がたっぷりの饅頭を考案したことにはじまる<柏屋>の薄皮饅頭。奥州街道を旅する人や地元の方に親しまれ、時代に合わせて少しずつ変化を遂げながら、常に食べ飽きないおいしさを追求しています。
創業以来愛されている「こしあん」は、上品でなめらかな口どけのよさと、さらっとした甘みが特徴です。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
その他のバイヤーおすすめのまんじゅうをチェック!
最後に「日本三大まんじゅう」以外にも、ぜひ食べていただきたい! と和菓子バイヤーがおすすめするおまんじゅうをご紹介します。
【バイヤーおすすめまんじゅう①】<たねや>栗饅頭
上品な風味の白餡に、刻んだ栗がアクセント。甘すぎず、つい何個も食べてしまいたくなる栗饅頭です。単品で購入できるのもうれしいポイント!
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
【バイヤーおすすめまんじゅう②】<京菓匠 鶴屋吉信>光悦満雲寿
江戸時代初期の芸術家で、茶人としても知られる本阿弥光悦にちなんだおまんじゅう。小倉餡と白餡、ふたつの餡のハーモニーを楽しめる薯蕷まんじゅうです。
※<京菓匠 鶴屋吉信>の「吉」の正しい文字は「土」の下に「口」です。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
三越伊勢丹オンラインストアで<京菓匠 鶴屋吉信>の商品をみる>>
【バイヤーおすすめまんじゅう③】<山田屋>山田屋まんじゅう
なんと言っても、皮の薄さに驚き! 小ぶりなまんじゅうに上品なこしあんがたっぷり入って、「ほぼあんこ」と言っても過言ではありません。舌触りがよく絶妙な甘さで、小ぶりながら満足感◎なおまんじゅうです。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
長い歴史のなかで日本人に愛され続けるおまんじゅう。「日本三大まんじゅう」からバイヤーおすすめの味わいまで、おまんじゅうを食べたくなったら、豊富なラインナップが揃う日本橋三越本店に足をお運びください!
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商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵、和菓子にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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