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2015.03.03

読み物・コラム

オリーブオイル、残さず使いきっている? 初心者〜上級者向け選び方

どの家のキッチンにも、1本は常備されているオリーブオイル。最近は種類もそろって、どれを選ぶべきか悩むことも……。

オリーブオイルを20種類以上、常時テイスティングできる、その名も「オリーブのあるところ」という意味のオリーブオイル専門店<オリオテーカ>。スタイリストの鈴木楽生さんが、エクストラバージンオリーブオイルの選び方を教えてくれました。

まず、ピュアとエクストラバージンは用途が違う

油自体の香りや味を楽しめる、最高ランクのオリーブオイルが「エクストラバージンオリーブオイル」。そのままサラダにかけたり、カルパッチョなどの料理の仕上げに使って楽しむのが一般的です。鈴木さんは、次のように説明してくれました。

「『ピュアオリーブオイル』は、精製して香りや味わいの欠点を取り除いた『油』。それに対して、エクストラバージンオリーブオイルは、オリーブの果実を搾った『ジュース』そのもの。香りも味わいも千差万別なので、お使いになる方ご自身の好みと用途で選ぶのがよいでしょう」

特に注目したいのはエクストラバージンオリーブオイルの産地。どこで作られたものかで、それぞれの個性が変わるそうです。

初心者には、クセの少ない味わいのマイルドタイプ

「イタリア北部のリグーリア産やヴェネト産は、クセもなくまろやかな味わい。香りも控えめで、上質なバターの代わりとなるようなオイルが多くとれます。手始めに何か1本だけ選ぶならば、万能選手のこのタイプがオススメです」

炒めものや揚げものにも向いているイタリア北部産。イタリア人はイタリアの揚げもの「フリット」をつくるときも、軽く仕上がるオリーブオイルで揚げる人も多いのだそう。

オリーブオイル、残さず使いきっている? 初心者〜上級者向け選び方_1

中級者には、爽やかな香りのグリーンタイプ

こだわりの2本目としては、イタリア南部のカンパーニア産やシチリア島産がオススメ。これは、ハーブや青草、トマトなどの野菜を思わせる香りが特徴です。

「サラダやお魚料理の香りづけに使うといいですね。ソースの代わりにもなります。魚のクサみも消してくれるので、私はお刺身の醤油と一緒に合わせます」

和食の調味や風味足しにはピッタリなので、幅広く使えるようです。

オリーブオイル、残さず使いきっている? 初心者〜上級者向け選び方_2

上級者には、個性際立つストロングタイプ

「そして、オリーブオイルを使い慣れた上級者に、さらなる1本をオススメするなら、個性が際立つイタリア中部のオリーブオイルです」

舌にどっしりと感じる、しっかりした味わい。ノド越しにピリリと刺激がやってくる、自己主張のあるオイルたち。焼き野菜やお肉料理、あるいはパンにつけて、オリーブオイルそのものの味わいが楽しめます。

オリーブオイルをもっと身近に

お料理のスタイルにもよりますが、調理全般には北イタリア産、香りのソース代わりには南イタリア産、肉やスパイスにも負けない個性を味わうならイタリア中部産を使うといいようです。

同じカロリーの油でも、胃もたれをしにくく栄養素の多い上質なオリーブオイル。もっと身近に親しみたいですね。

文: 畠山美咲

写真:Thinkstock / Getty Images
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

バイヤー・スタイリスト / 鈴木楽生
シェフズセレクション<オリオテーカ>スタイリスト。
AISO JAPAN認定オリーブオイルソムリエ。おいしいものを求めて、世界中を飛び回ることが生きがい。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=シェフズセレクション/オリオテーカにてお取扱いがございます。また、お電話注文(伊勢丹新宿店 電話03-3352-1111大代表)でもお買い求めいただけます。

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