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2023.01.19

大寒とはいつ? 縁起がいい食べ物「大寒卵」って? 素朴な疑問をプロが解説!

大寒の卵イメージ

2023年1月20日(金)は、二十四節気(にじゅうしせっき)の「大寒(だいかん)」。大寒とは、一年で最も寒いとされる期間です。そんな大寒の時期に食べることで、縁起がよいとされる食べ物「大寒卵」をご存じでしょうか? 実は日本橋三越本店では、毎年売り切れ必至の大人気アイテムなのだとか!

「大寒卵」って何? そもそも大寒っていつ? 今回は、そんな「大寒」と「大寒卵」にまつわる疑問を、歳時記に詳しい日本橋三越本店食品担当に教えてもらい解説します。

さらに、2023年に日本橋三越本店で販売される大寒卵や、その卵を使った玉子焼なども紹介します。一年に一度の購入できるチャンスをお見逃しなく!

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【大寒とは?】二十四節気のひとつ。冬の最後の節目

二十四節気のひとつと説明される「大寒」。二十四節気がわからない方も大丈夫です。まずは、基本からおさらいをしましょう。

そもそも、大寒が含まれる二十四節気とは?

二十四節気とは、中国で考案された暦の区分方法。1年を春夏秋冬4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに区切ることで、季節の節目とするものです。よく耳にする「立春」や「夏至」もそれらのひとつ。ちなみに、二十四節気をさらに細かく3つずつに分けたものは七十二候(しちじゅうにこう)と呼ばれています。

二十四節気 七十二候
立冬(りっとう) 山茶始開(つばきはじめてひらく)
地始凍(ちはじめてこおる)
金盞香(きんせんかさく)
小雪(しょうせつ) 虹蔵不見(にじかくれてみえず)
朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)
橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
大雪(たいせつ) 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
熊蟄穴(くまあなにこもる)
鱖魚群(さけのうおむらがる)
冬至(とうじ) 乃東生(なつかれくさしょうず)
麋角解(おおしかのつのおつる)
雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)
小寒(しょうかん) 芹乃栄(せりすなわちさかう)
水泉動(しみずあたたかをふくむ)
雉始雊(きじはじめてなく)
大寒(だいかん) 款冬華(ふきのはなさく)
水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)

大寒とは?

二十四節気のうち、冬の最後、そして一年の最後を締めくくるのが「大寒」。文字通り、一年で最も寒さが厳しくなる頃といわれています。その一方で、「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉を耳にしはじめるのもこの時期。寒い日が3日続くと、その後4日は暖かい日になり、凍てつく寒さのなかにも徐々に春の訪れが感じられる頃でもあります。

大寒の最初の七十二候は「款冬華(ふきのはなさく)」で、蕗(ふき)の花が芽吹くのもちょうどこの頃です。草花も冷たい地面の上で着々と春への準備をすすめています。

ただし、二十四節気や七十二候は古代の中国北方で成立した概念のため、現代の日本の気候とは少しずれる場合もあります。

大寒はいつからいつまで?

2023年の大寒は1月20日(金)に始まり、2月3日(金)の節分までの15日間が「大寒期」です。

二十四節気は太陽の動きによって決まるので、年によって大寒がはじまる日は多少前後しますが、随分先の2052年までは、毎年1月20日から始まります。

ちなみに2025年の大寒期の終わりは、1日早い2月2日(日)。つまり2025年の節分も同じく2月2日に早まります。

【大寒・大寒期】
2023年 1月20日(金)~2月3日(金)
2024年 1月20日(土)〜2月3日(土)
2025年 1月20日(月)〜2月2日(日)

【大寒卵とは?】大寒の初日に生まれた卵のこと。栄養豊富なことから「縁起物」に!

寒さが際立つ大寒ですが、この時期だけの「縁起もの」も出回ります。そのひとつが「大寒卵」です。ここからは大寒卵について紹介します。

大寒卵ってどんなもの?

大寒卵とは、大寒の初日(2023年は1月20日(金))に生まれた卵のこと。昔、鶏は冬前に餌をたくさん食べて栄養を蓄え、冬本番になると卵を生まずにじっとしていました。そのため大寒の頃に生まれた卵には栄養がぎゅっと凝縮されていて、ほかの時期の卵と比べて1個あたりの栄養価が高かったと言われています。そんな背景から、大寒に生まれる卵は「大寒卵」と呼ばれ、縁起物として扱われるようになりました。

ちなみに、大寒の期間を3つに分けた七十二候の最後には「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」という名前がついていて、春の気配を感じた鶏が卵を産み始める頃ということを表しています。

大寒卵に込められた願いとは?

現代では、卵は1年を通して栄養価にばらつきが出ないよう工夫されています。しかし、かつて卵の栄養が貴重だった頃の名残で、今でも「大寒卵」は縁起物として人気です。大寒卵は栄養が豊富なため「健康運」や「無病息災」、また卵の黄身の黄色が特に濃くなることから「金運」の願いが込められています。

以上が大寒と、大寒にまつわる食べ物の解説でした。大寒卵って聞いたことはありましたが、そんな歴史を持った食べ物だったとは驚きました。まだまだ続く寒さを乗り越えるためにも、今年は大寒卵を食べて縁起を担ぎたいですね。

日本橋三越本店で買える「大寒卵」と「玉子焼」2023

それでは、ここからは2023年に日本橋三越本店で購入できる、バイヤーおすすめの大寒卵と、大寒卵を使った玉子焼をご紹介します。ちなみに、大寒卵には「大寒卵」と記載されたシールが貼られますので、それを目印にお求めください。

※交通状況や天候により、入荷日・入荷時間が変更になる場合がございます。

【日本橋三越の大寒卵①】ミネラル豊富な温泉育ちで、濃厚な味わい「山平のたまご」

<味匠庵>山平のたまご

<味匠庵>山平商会 山平のたまご 530円(税込)/4個入り、962円(税込)/10個入り ※入荷日:2023年1月22日(日)午後4時頃 ※4個入り限定32点、10個入り限定40点

別府温泉付近の山奥に位置する大分県日出町が産地の「山平のたまご」。ミネラル豊富な地下水を飲み、緑茶や乳酸菌などが配合された飼料を食べて育った鶏が産む卵は、濃厚な味わいが特徴です。毎年大寒の時期は特に人気なので、買い逃さないためには予約がおすすめ!

※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階

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【日本橋三越の大寒卵②】日を追うごとに旨みが増す「口笑たまご」

<味匠庵>口笑たまご

<味匠庵>口笑たまご 478円(税込)/4個入り ※入荷日:2023年1月22日(日)午前12時頃 ※限定45点

雲仙島原の天然水、こだわりの飼料で育てられた鶏が産む「口笑たまご」は、甘みが強く、臭みのない白身で人気。採取から日に日に味が濃くなっていき、そのときどきの味わいの変化も楽しめます。

※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階

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【日本橋三越の大寒卵③】那須の自然が育む、甘みのある黄身「至宝卵」

<室町万弥>至宝卵

<室町万弥>栃木県産 至宝卵(大寒シール付き) 798円(税込)/6個入 ※入荷日:2023年1月21日(土)

那須の自然の恵を受けて育った鶏が産んだ「至宝卵」。甘みのある黄身が特徴で、卵かけご飯などにして生でいただくのがおすすめです。こちらの「大寒卵」は、なんと例年通常の2倍ほども売れる人気の商品だとか。ぜひお早目にチェックを。

※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階

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【日本橋三越の大寒卵の玉子焼】期間限定! 大寒卵をたっぷり使った贅沢な味わい<つきぢ松露>

<つきぢ松露>大寒のたまご焼

<つきぢ松露>大寒のたまご焼(1個) 972円(税込) ※販売期間:2023年1月22日(日) ※限定10点

築地の玉子焼専門店<つきぢ松露>からは、大寒卵を贅沢に使った玉子焼が登場。職人が1本1本丁寧に焼き上げることで人気の玉子焼は、ひと口ほおばると、卵のうまみと甘さがじんわりと広がり、アクセントとして加えられた三つ葉の爽やかな香りが鼻に抜けます。この時期だけの限定アイテムなので、お見逃しなく。

※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜

二十四節気を意識して生活してみると、小さな季節の変化にも気づくようになり、日々の生活がより愛おしく感じられるかもしれません。ぜひ大寒には大寒卵を食べて、運気アップを願ってみてください。

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文:ケイ・ライターズクラブ

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、日本橋三越本店 本館地下1階 生鮮・グローサリー/室町万弥、味匠庵、和総菜/つきぢ松露にてお取り扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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