お酒は20歳になってから、ウイスキーは20周年になってから!_1

1995年に160年ぶりに復活を遂げたアラン蒸溜所が、2015年で20周年を迎えました。ウイスキーの本場スコットランドで、いまウイスキー愛好家たちから注目を集める蒸溜所のひとつです。20周年を迎え、その気運はますます高まるばかり。

そこで、ウイスキーに熱い方々の中でも特に熱いおふたり、伊勢丹新宿店のシニアスタイリスト、眞新(まにい)惠子さんとアランモルト輸入元(株)ウィスク・イーのイベントディレクター 元木陽一さんに、注目の「アラン」の魅力について語っていただきました。

「まずは飲まないとね」と、開始早々アランを飲み始めるふたり……。実は元木さんは、2002年から2005年までアラン蒸溜所でウイスキー技師として働いていた経歴の持ち主。一方の眞新さんは、2012年にアラン蒸溜所からアンバサダーに任命されています。まさにアランウイスキーを知り尽くしたふたりの、熱い対談をご堪能ください。

160年ぶりに復活した、アラン島唯一の蒸溜所

眞新惠子さん(以下、眞新):私は2010年に洋酒コーナーに配属されてからアランのおいしさを知ったんです。それをお客さまに伝えていたら、いつの間にかウイスキーの売上げ上位のブランドが「アラン」で塗り替えられていました。いまアランのウイスキーは10種類置いているのですが、これだけ並んでいるところはなかなかないと思います

元木陽一さん(以下、元木):僕もよくここのコーナーに販売兼カウンタースタッフとして来ていて、眞新さんと一緒にアランのクオリティの高さをお客さまに訴えかけながら販売していたら、全国の百貨店のなかでも伊勢丹新宿店のお客さまに、飛び抜けてアランをお買い求めいただけるようになったんですよね。

眞新:そうしたら2012年にアンバサダーに任命されて、初めてアラン島に行ったんです。すごくきれいなところで、野生の動物もたくさんいて驚きました!

元木:アラン島はグラスゴー(※)のすぐ近くにあるソラマメのような形をした島なのですが、まだまだ自然が多く残っているんです。島の南側は田園風景が広がって羊や牛の牧場もあります。対して北側は荒涼とした山と谷が入り組んでいて、南と北で風景がまったく違う。その様子はスコットランドの地形をぎゅっとまとめたようだというので、英国では『スコットランドのミニチュア』とも言われています。アラン蒸溜所があるのはその北側。山を越えたところにポツンとあるんです。 ※スコットランド南西部に位置する、スコットランド最大の都市

眞新:アラン島にある唯一の蒸溜所なんですよね。

元木:約200年前には100軒程あったそうなのですが、一度すべて無くなって、1995年に160年ぶりに復活したのが、アラン蒸溜所。水質を調査して、いちばん柔らかくて納得できる水が見つかったから、そこに建てることにしたそうです。

麦芽の甘みが豊か、すっぴんで勝負するウイスキー

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眞新:とても柔らかい水を使っているから、すごくシンプルで「すっぴん」で勝負しているようなウイスキーができるんですね。アイラ島のようなスモーキーさでも、シェリー樽熟成の濃厚な味わいでもなく、麦芽の甘みや旨みがとても感じられる。うまく蒸溜しないとそれは出せないのだろうなというピュアな魅力が、アランモルトにはありますね。

元木:おっしゃる通り、アラン蒸溜所では、雑味が多いヘッド(蒸溜する際の出始め)とテイル(蒸溜の出終わり)を大胆にカットして、ミドルカットといういちばん磨かれた液体の部分だけを使います。もっともピュアな部分しか使わないので、1日数樽しか造れません。でもそのおかげで、麦芽の旨みだけが残るんです。また、背の高いポットスチルでゆっくり蒸溜するため、ポットスチルの銅と接する時間が長くなり、アルコール蒸気がエレガントで上品なスピリッツができます。

眞新:何年も何十年もそこで眠るわけですから、アラン島のきれいな空気も味には関係していますよね。

元木:熟成庫で眠っている間に潮風を吸っているので、華やかな甘さの中に潮の香りがあって、すごくフルーティーに感じられます。あの田舎の空気がこの液体に含まれているんですね。

今飲んでほしい! 旨みがのったアランの『10年』

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眞新:アランモルトを初めて飲む方におすすめしたいのは、『10年』ですね。モルトウイスキー自体が初めての方にも、モルトウイスキーの特徴をストレートに感じてもらえると思います。飲み飽きなくて、ずっと飲んでいてもまだ飲みたいと思えるんです。

元木:強烈な個性があるわけではないのですが、意外とウイスキー通が飲んでも「なるほど」と思える。旨みに到達するのが早くて、すぐに丸みのある麦芽香があがってくるんです。

眞新:何年か前に飲んでいたアラン10年より、最近、すごく旨みがのってきている感じがあります。アランの10年はいま飲むのが特にいいと思いますね。

元木:ちょうど10年くらい前に僕が造っていたときのものが出てきましたから!(笑)

眞新:だからおいしくなってる(笑)。

元木:僕がアラン蒸溜所にいたとき、製造工程に携わっていたのは、当時の所長、ゴードン・ミッチェルと僕のふたりしかいなくて、ほとんどの工程を任されていたんです。僕は通常よりもゆっくりと絞っていたので、味も香りもより洗練されていると思います。

眞新:アランモルトは、色は淡いけれど、味はしっかりしている。樽の香りではなく、麦芽の旨みや丸みで飲むものですね。ハイボールにしてもさわやかだし、1対1で水を加えて香りを開かせたり、いろんな飲み方にマッチします。すごくフルーティーなので、オレンジピールなどフルーツを使った柑橘系のデザートも合うと思いますね。

元木:チョコレートコーティングされたオレンジなんかもいいですよ。

眞新:10年の次に試すなら、マクリー・ムーア ピーテッドをおすすめしたいですね。アイラのウイスキーほど強烈ではないのですが、ほどよいピート感がアクセントになっていておいしいです。

元木:アランは基本的に麦芽そのものの味で飲ませるシングルモルトが中心なのですが、年間に少しだけピートを焚いたものを造っているんです(※)。ほかのピーティーなウイスキーに比べて、エレガントなスモーク感ですよね。

眞新:常温のまま、1~2滴加水して飲むのがいいと思います。それだけで香りがすごく広がるんですよ。

※ピートとは泥状の炭「泥炭」のこと。可燃性で、麦芽を乾燥させる際に燃やして使用し、ウイスキーに独特の煙のような香りをつける

初めて18年ものが登場し、今後さらに期待が高まる!

お酒は20歳になってから、ウイスキーは20周年になってから!_4

元木:僕がおすすめしたいのは18年ですね。創業から20年経って、ようやく18年ものが出せるようになりました。

眞新:私が洋酒コーナーに来た2010年には、アランは12年までしか出ていなくて、いろんなカスクシリーズで広げていましたね(※)。

元木:アラン蒸溜所はまだ若い蒸溜所なので、年数に対する縦のバリエーションが造れなかったんですね。樽のバリエーションで横に広げるしかなかった。

眞新:なかでも、有名なイタリアワインのサッシカイアの樽で熟成させた伊勢丹限定のアラン・サッシカイア・ワイン・カスクは伝説ですよ。

元木:ほかにもワインのシャトーマルゴーやシャンパーニュで有名なアンリ・ジローの樽など、アランのカスクは面白いものが多いんです。でも、ウイスキー愛好家たちからしたら、「原酒で勝負できているの?」と思うところがあったと思うんですよ。それがようやく10年、14年と縦に広げられるようになってきて、ついに18年ものが出てきた。それが出せるというのは、定番である10年がすごく安定している証でもあるんです。だから、この先がますます楽しみです。

※カスクとは、ウイスキーを熟成させる樽のこと。樽が持つ特徴によって味わいが大きく変わる

「アランの味を体験してみたい!」という方には、伊勢丹新宿店で行っているテイスティングがおすすめ。伊勢丹新宿店グランド カーヴ洋酒コーナーのカウンターでは午後2時~7時まで、気になるウイスキーの味を試すことができます(162円〜)。「モルトウイスキーを飲んだことのない人でも、違いがわかるはず」と、おふたりがお墨付きの「アラン」の味わいに、ぜひ触れてみてはいかがでしょうか。

元木陽一

元木陽一(もとき よういち)

株式会社ウィスク・イーのイベントディレクター。銀座のバーで働いた後、英国スコットランドのアラン島へ渡り、アラン蒸溜所でウイスキー技師として勤務。帰国後、ウイスキーやクラフトビールの講師として活躍。

 

文: 吉田佳代子

写真:八田政玄

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

  • スタイリスト/眞新惠子

    日本酒コーナーを担当していたときから、洋酒コーナーに通って熱心に勉強していたという無類のお酒好き。ワインアドバイザーの資格も持っている。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=グランド カーヴにてお取扱いがございます。

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秋グルメの最高峰!? トリュフ香る贅沢スープ

カフェプルニエパリのクリームスープ バゲット付
カフェプルニエパリのクリームスープ バゲット付

<カフェ プルニエ パリ>クリームスープ フレッシュトリュフを添えて 3,240 円(税込)

パリ・マドレーヌにあるカフェレストラン<カフェ プルニエ>の日本第一号店が、2018年10月5日(金)に伊勢丹新宿店にオープン! ぜひとも味わいたい季節限定メニューがこのスープ。イタリア産フレッシュ黒トリュフと、フォアグラを贅沢に使った一品です。添えられたエディアールのバゲットに、卵黄を溶かしたスープをたっぷりとしみ込ませれば、さらに美味しさ倍増! スープボウルから立ち上るスライストリュフの香りと、濃厚なフォアグラ、クリームスープが三位一体となって醸し出す、美食体験をぜひ!

※取扱い:伊勢丹新宿店
※販売期間:10月17日(水)~31日(水)

文: 原口りう子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=プラ ド エピスリーにてお取扱いがございます。またピエール・エルメ・パリの商品の一部は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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1粒300円超え! 地味だけど唸る美味しさ

ぼうだい本舗の露渋栗
ぼうだい本舗の露渋栗

<ぼうだい本舗>露渋栗(1個入り) 335円(税込)

京都の老舗甘納豆店<ぼうだい本舗>の「露渋栗」は、なんと1粒300円を越える高級和風グラッセ。ちょっとしたケーキほどのお値段ですが食べてみれば納得。口の中に広がる上品な味わいは、熊本県産の和栗本来の甘さ。濃いめのほうじ茶と一緒に食べれば、至福の瞬間が訪れます。素材の味を生かす丁寧な仕事に、食通のあの人も唸るはず。ここぞというときの手土産におすすめです。

※取扱い:伊勢丹新宿店

文: 嘉藤美保子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味/名匠銘菓にてお取扱いがございます。 
また、伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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まるでお茶漬け!? だしで食べる和風グラノーラ

久右衛門のだしで食べるグラノーラセット
久右衛門のだしで食べるグラノーラセット

<久右衛門>だしで食べるグラノーラセット(1セット/グラノーラ200g・久右衛門だし×5包)1,685円(税込)

新感覚のグラノーラが<久右衛門>から登場しました。大麦をベースに、大豆、そば、えのき茸、くるみを加え、味噌で焼き上げた国産素材の和風グラノーラ。ここに、だしパック「久右衛門だし」で抽出した相性抜群のだしをかけていただきます。いわし煮干し・かつお節・焼きあご・昆布・椎茸など国産素材だけを贅沢に使用した芳醇なだしと、滋味豊かなグラノーラが混ざり合い、味わいや食感の変化を時間とともに楽しめます。クセになるこの美味しさを、ぜひ一度お試しあれ。

※取扱い:伊勢丹新宿店、伊勢丹オンラインストア
※販売期間:2018年9月19日(水)~10/2(火)

文: 香取里枝

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は2018年9月19日(水)~10/2(火)の間、伊勢丹新宿店本館地下1階=粋の座/久右衛門にてお取扱いがございます。また、<久右衛門>の一部商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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期間限定の甘い幸せ♡ ピエール・エルメの焼きたてヴィノエワズリー

クロワッサン オ ザマンド
クロワッサン オ ザマンド

<ピエール・エルメ・パリ>クロワッサン オ ザマンド (1個/日本製)486円(税込) 

<ピエール・エルメ・パリ>からこの期間、伊勢丹新宿店限定でクロワッサン オ ザマンドがお目見え。クロワッサンの中に、コクのあるくるみと華やかな香りのヘーゼルナッツ風味のアーモンドペーストが入っていて、今まで食べたことのない深みのある味わい! 外はサクサク、中はしっとりした生地の食感も楽しめるところは、さすが“パティスリー界のピカソ”と称される巨匠のヴィノエワズリー。1日2回焼き立てが届けられる、2週間だけのお楽しみです。お見逃しなく!

※取扱い:伊勢丹新宿店
※販売期間:2018年9月19日(水)~ 10月2日(火)、各日平日100点限り、土・日・振替休日各日120点限り
※販売時間:午前10時30分~、午後14時~

文: 松本いく子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、2018年9月19日(水)〜10月2日(火)までの期間中、伊勢丹新宿店本館地下1階=グラン アルチザン/ピエール・エルメ・パリにてお取扱いがございます。<ピエール・エルメ・パリ>の商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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優雅なお月見にいかが? <ピエール・エルメ・パリ>のオリジナル月餅(ムーンケーキ)

Assortiment de 4 Mooncakes ムーンケーキ 4個詰合せ
Assortiment de 4 Mooncakes ムーンケーキ 4個詰合せ

<ピエール・エルメ・パリ>Assortiment de 4 Mooncakes ムーンケーキ 4個詰合せ (1箱・要冷蔵/日本製)3,888円(税込)

9月24日は、中国の中秋節。1年でもっとも美しい満月がみられる日として、古くから月餅を食べる習慣があるのだとか。その月餅を、パティスリー界の巨匠、ピエール・エルメが作ったら……。昨年発表して人気を博した「ムーンケーキ」が、今年は伊勢丹新宿店に登場します。風味あふれるローズ入りアーモンドビスキュイ、ライチのパート・ド・フリュイ、フランボワーズの3つが見事に調和する「イスパハン」は、優雅なおいしさにうっとりしてしまいます。ほかに、柚子と抹茶が香る「テベール エ ユズ」、ショコラとプラリネを組み合わせた「プラリネ エ ショコラ」、アーモンドとバニラの香り高い「アンフィニマン ヴァニーユ」の全4種類が1箱に。パリや香港では“お月見”に家族や親しい人と食べる、人気のアイテムなのだとか。満月の夜の手土産にしたら自慢できそう。

※取扱い:伊勢丹新宿店
※販売期間:2018年9月1日(土)~ ※予定数なくなり次第、販売終了

文: 松本いく子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、2018年9月1日(土)〜数量限定で、伊勢丹新宿店本館地下1階=グラン アルチザン/ピエール・エルメ・パリにてお取扱いがございます。<ピエール・エルメ・パリ>の商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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