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2015.07.15

土用しじみに、土用餅…。夏バテ対策の秘訣は、伝統のスタミナ食にあり!

夏のスタミナ食・梅干しのイメージ画像

土用の丑の日にウナギを食べるのは日本古来の夏バテ対策といわれていますが、実はウナギ以外にも、伝統の「夏のスタミナ食」があるのです。日本橋三越本店の食品営業部マネージャー、松平敬さんに、先人の知恵を現代風にアレンジした「暑さを乗り切る食べ物」を教えてもらいました。

さっぱり爽やかな「う」がつく食べ物

昔から伝えられているところでは、暑い季節を健やかに過ごすためには「う」がつく食べ物を食べると良いのだとか。たとえば「梅」。「梅干しはウナギと食べ合わせが悪いと言われていますが、実際のところ、一緒に食べてもお互いの味や栄養が落ちることはないんです」と松平さん。「実は、おいしいウナギをいただく時に梅干しを食べると、食欲が増進し、食べすぎてお腹をこわしてしまうから……ともいわれています」。脂っこいウナギの箸休めに、実は梅干しがぴったりだったのかも知れません。

さっぱり爽やかな<土井志ば漬本舗>はんなり漬 うりの画像

<土井志ば漬本舗>はんなり漬 うり 1パック(ハーフサイズ) 540円

また、キュウリやナスに並ぶ夏野菜として、「瓜」のお漬物も人気。<土井志ば漬本舗>の「はんなり漬 うり」など、さっぱりした浅漬けはのどの渇きも潤してくれます。

ウナギだけじゃない、「土用しじみ」に「土用餅」

土用の食べ物として、ウナギの次に挙げられるのが「土用しじみ」。

「しじみは、二日酔いや夏バテのときに食べると良いと言われています。元気が出ない朝は、味噌汁などに入れて食べるのがおすすめです。あとは、土用餅。あんころ餅に似たものですが、冷やしても固くならないので、夏の暑い日には冷やしぜんざいのような食べ方もいいですね」(松平さん)

<吉川水産>青森県産 大和しじみと、<菓遊庵・美濃忠>あんあんの画像

(左から)<吉川水産>青森県産 大和しじみ(100g) 360円、<菓遊庵・美濃忠>あんあん(85g) 303円

お餅は腹持ちがよく、力の源に。お赤飯などにも使われる小豆は「邪気を払う」といわれています。元気が出る甘さの<美濃忠>の「あんあん」などを、3時のおやつにいただけば、夕方からのパワー切れを回避できそう!

栄養価の高い「黒五」はスッキリおいしく、香ばしく

土用の丑の日に食べると良いとされているものはほかにもあります。青竜、朱雀、白虎と並んで四神のひとつに数えられる「玄武」が丑の方角の守護神であることから、「黒い食べ物」もそのひとつ。日本橋三越では、健康食品としても人気を集める黒ゴマ、黒豆、黒米、黒糖、黒かりんの5品を粉末化した「黒五」を使って、商品開発を進めているそう。<池田製麺>の黒五韃靼生蕎麦は、黒五の香ばしさが食欲をそそります。そして、松平さんのイチ押しとして紹介してくれたのが<針塚農産>の「黒五甘酒」。

「麹の研究者と共同開発した、新提案の甘酒です。スッキリとした甘さでさわやかな味の冷やし甘酒は夏でも飲みやすく、ノンアルコールなのでご家族で楽しんでいただけますよ」

夏のパワードリンクとして常備しておきたいですね。

<池田製麺>黒五韃靼生蕎麦、<針塚農産>黒五甘酒の画像

(左から)<池田製麺>黒五韃靼生蕎麦(2人前) 648円、<針塚農産>黒五甘酒(250g) 540円

どれも、暑さで食が細くなる人にも無理なく食べられる、体に優しいものばかり。「う」がつく食べ物と「黒」の食べ物、そして水分補給を忘れずに、今年の夏も「おいしく」乗り切っていきましょう!

文: 根本暖子

写真:Thinkstock/GettyImages(1枚目)

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、日本橋三越本店本館地下1階=食品フロアにてお取扱いがございます。

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