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2021.02.20

実は1月、3月、5月でいちごの味が違う!? おいしい食べ頃、保存方法をフルーツ専門店が解説

いちご

冬から春にかけて店頭に並び、スイーツの主役やいちご狩りでも大人気の「いちご」。実は、同じ品種でも時期によって甘みや大きさが変わるって知っていましたか? 気温や開花時期によって育ち方が変化するため、そのときどきでおいしい果実の選び方、食べ方も違うんです!

今回は、そんな「いちご」の知って得する知識をたっぷりご紹介します。おいしい果実の見分け方や保存方法、おすすめの食べ方まで盛りだくさん! 解説してくれるのは、日本橋三越本店<サン・フルーツ>店長の阿部昌弘さんです。

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【いちごの見分け方】「色が濃い=おいしい」じゃない! ヘタや形をチェック!

いちご

いちごを購入するとき、みなさんが注目するのは色や大きさでしょうか。やっぱり、赤々としたいちごがおいしそうに見えますが、実は、色の濃度は美味しさにはあまり関係がないんです。

「色は品種によって違うので、大きさやヘタ、ツブツブなどが重要なポイント。どれも簡単なので、売り場ですぐに実践できますよ」と阿部さん。さっそくその見分け方を教えてもらいましょう!

甘いいちごを見分ける4つのポイント

①ヘタの色は緑で大きいものを!

いちごは12月ごろから出回ります。ヘタはきれいな緑色で、反るほどピンと張っているのがおいしい証拠。茶色や黒っぽいものは、新鮮さに欠けていたり、栄養が不十分だったりします。栄養が行き渡っているものはヘタのサイズが大きいので、あわせて確認してみましょう。

ただし、3月以降になって小粒サイズが多く出回り始めるタイミングでは、「ヘタが小さくても反り返っているもの」を選べばよいでしょう。ヘタが反っているものは、新鮮で成熟しているというサインなのです。

②ヘタ周りの果皮の色にも注目

ヘタ周りの果皮の色も要チェックです! 実は、いちごの色の濃さはおいしさに比例しません。濃さよりヘタ周りまで全体が赤色であるかが重要で、しっかり成熟しているという合図です。

③きれいな形とツヤも確認して

いちごは糖度が高いものほど大きくなる傾向にあるので、大きくて形が整っているものを選びましょう。形がいびつなものは受粉が充分にになされず、糖がよく回っていないことがあります。さらにピカピカとした光沢があればベストです。

④果実(種)は埋もれているものが◎

表面に見えるツブツブ(中に種がある果実)の見え方もよく見ると違いがあります。ツブツブが飛び出て見えるものではなく、埋もれて見えるものを選んでみてください。埋もれて見えるということは、それだけ果肉がぷっくりとしているということ! 水分と養分が行き渡って甘みがあるという印です。

ヘタや種の埋もれ方までがおいしさのポイントになるとは意外です。簡単にチェックできるので、早速試してみたくなります。

【いちごの保存方法】野菜室はNG! 冷蔵室の奥に入れて保存し、できるだけ早く食べるのが◎

いちご

いちごは追熟(置いておくことで甘さを増すこと)するフルーツではないので、新鮮なうちに食べるのがベスト。保存する場合は、低温で安定した環境が良いのだそう。

「いちごは生きて呼吸しており、呼吸には糖分を使います。温度が高いほど消耗するので、保存は呼吸を遅らせるため冷やすのが正解です。凍らない範囲で冷やすのが良いという試験結果もあり、野菜室より冷蔵室の奥の方がよいでしょう。パックに重なって入っている場合は、下のものが重みで痛みやすいので、平らな容器などに移して保存してください」(阿部さん)

冷蔵保存のイメージはありますが、その場所までは考えたことがないかもしれません。いちごを買ってきたら、このポイントを思い出しましょう!

【いちごの買いどき】最高に甘くておいしいいちごは「12月〜1月」が狙い目!

いちご

いちごは12月〜4月頃まで店頭に並びますが、時期によって、その味やサイズが異なるということは意外と知られていません。実は、12月〜1月の早い時期が、一番の食べごろなんです! そこには大きく2つの理由があるのだそう。

時期によって味が変わる2つの理由

【気温の変化】寒い時期こそ甘くなる!

12月〜1月にかけての寒い時期のいちごが一番甘く、暖かくなるほど酸味が強くなる傾向にあります。その理由は、気温が高いと成長が早くなり、寒いと遅くなるからです。冬の寒い時期にじっくりと成長した方が、糖分を溜める時間が長くなり、甘みの強い、濃厚な味になりやすいんです。時間とともに酸も分解されるので、酸味も少なくなります。

いちごの季節別味のイメージ

【開花の順番】先に花が咲くほど甘くなる!

「甘さ」を決めるのはズバリ、開花の順番にあり! いちごは多いと年間5回ほど花を咲かせます。1番花、2番花……と順に呼ばれるのですが、12月〜1月に収穫されるのが1番花です。植物は「種」を作ることが重要なので、水を送ったり、光合成したりという、種を育てる「エネルギー」を一番注ぐのが1番花。そのため、甘さ、大きさもこの時期のものが最も優れています。

時期による味の違いまで知ると、かなりいちごに詳しくなった気がしませんか? おいしく味わうために役立つ情報はまだまだあります!

【いちごの食べ方】12月~4月頃は生のまま。5月以降はジャムにするのがおすすめ

いちごは時期によって甘味や酸味のバランスが変わるので、食べ方も合わせて変えていくとシーズンを通して最大限に楽しめます。甘いいちごが出回る冬〜春先は生のまま、酸味が強くなってくる5月頃からはジャムにするのがおすすめなのだそう。まずは生で食べるときの方法も教えてもらいました。

「いちごは先端から成熟していくので、ヘタ周りは酸味があります。そのため、縦に1/2、1/4に切って食べるのがおすすめ。甘みと酸味、柔らかい先端としっかりとした根元の食感と、それぞれの魅力を同時に味わえます。洗うときは、切るまえに、さっと水で洗い流すだけでOK。洗いすぎるとビタミンCも水で流れてしまうので要注意です」(阿部さん)

それから、「5月以降はジャムにするのが良い」と説明する阿部さん。いちごが比較的安く出回る時期というのもありますが、理由はそれだけではないのだとか。

「ジャムは鮮やかな赤色だとおいしそうに見えますよね。きれいなジャムには酸も重要。この時期のいちごはやや酸味が強いのですが、この酸味によって、明るい赤色が生まれます。また、5月頃のいちごは小粒のものが多い分、赤い果皮部分の面積が相対的に大きいので、ジャムにしても色がきれいに出やすいんです。それでも色が黒っぽい、と思ったら、レモン果実を足せば解決です」

酸味の強いいちごの方が、ジャムに向いてるとはうれしい驚き。シーズン最後までいちごを満喫できそうです。作り方も解説してもらったのでチェックしてみましょう!

いちごジャムの作り方

  1. ヘタを取ったいちごを鍋に入れ、いちごの重さの10%ほどのグラニュー糖を加えて一晩おく。
  2. 1を弱火にかけて、底の方が焦げないように様子を見ながら火力を調節しつつ、できるだけいちごの形が崩れないように、途中でゆっくりとかき混ぜる。甘みはグラニュー糖で調整しましょう。
  3. 好みのとろみがついたら火を止め、熱いうちに熱湯消毒した保存容器に移して密閉する。開封後は早めに食べましょう!

いかがでしたか? 色の濃さや大きさだけでなく、知らなかったチェックポイントを聞くと、売り場で早速おいしいいちごを探してみたくなります。冬〜春まで、そのときのいちばんのおいしさを食べ比べてみてはいかがでしょう?

<サン・フルーツ>のおすすめいちご

<サン・フルーツ>(左から)とちおとめ(1個) 540円(税込)、初恋の香り(1個) 648円(税込)、あまおう(1個) 972円(税込)、スカイベリー(1個) 972円(税込) ※販売期間:12月〜3月 ※価格は大きさ、時期により変わります。

一粒ずつケースに入った見た目もかわいいいちごは、どれも厳選された高級品。甘みとほどよい酸味を持つ「とちおとめ」、果肉が白く、独特な香りとジューシーで甘い「初恋の香り」、糖度が高くバランスの良い「あまおう」、光沢のある濃橙赤色が美しく、甘みの強い「スカイベリー」、それぞれ異なる特徴を持ち、贅沢なおいしさを味わえます。

※取扱い:日本橋三越本店新館地下2階

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写真:布川航太
文:ケイ・ライターズクラブ

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、日本橋三越本店新館地下2階=サン・フルーツにてお取り扱いがございます。生鮮品は、諸事情により入荷がない場合や、イベント内容が変更となる場合がございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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