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2015.06.12

読み物・コラム

in her pocket いつものあの味  第3回/坂本美雨さん

許されるならば、ポケットに入れていつも持ち歩きたい、机や仕事場に常備しておきたい、そんな、いつものあの味を紹介するこのコラム。第3回目のゲストは「伊勢丹とは、ご縁が深いんです」と話す、ミュージシャンの坂本美雨さん。

父である坂本龍一さんが、伊勢丹新宿店リモデルのグランドオープンのために開店時の楽曲を書き下ろしたのが2013年のこと。翌年、母の矢野顕子さんが、タータンチェック柄を一新した伊勢丹のためにオフィシャルソング「ISETAN-TAN-TAN」を書き下ろしました。

そして、今年の母の日キャンペーン「goen° plant planet by 森本千絵」のために制作された動画では、美雨さんが作曲を担当。もはや家族ぐるみのお付き合いといっても過言ではない間柄なのです。

「まず、母が伊勢丹大好きなんですね。『ISETAN-TAN』(アルバム『Go Girl』収録)という曲を1999年に勝手に作っているほどで。それがきっかけで去年、その2曲目のようなものを公式で作ろうということになったんです。私もコーラス参加しまして、久しぶりに母娘で共演させてもらいました」

クッキーに絶妙なニュアンスのメッセージを込めて

in her pocket いつものあの味  第3回/坂本美雨さん_02

そんな伊勢丹との縁が深い美雨さんが選んだ一品目は、友人へのお祝いや季節のオケージョンの手みやげやプレゼントとしても重宝していて、ストックしているほどだという<西光亭>の「くるみのクッキー」。大切に保存しておきたくなるキュートなリスの絵柄のパッケージで、いろいろなメッセージを伝えられるのが嬉しい一品です。

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「結婚の際のちょっとしたお返しに、『これからもよろしくお願いします』と書かれたクッキーを贈ったんです。『ありがとうございます』や『おめでとうございます』はよくあるけれど、『よろしくお願いします』というメッセージのものってあんまりないんですよね。日本人にしか出せない微妙なニュアンスで、需要はすごくあるはずなのに。どんな出来事や誰に当てたものなのかを絵から匂わせているところもいいですよね。味もおいしいし、10箱セットの小箱や、メッセージのないものもライブの手みやげとしてよく使っています。最近では母の日用のメッセージのものも買いました」

猫愛好家への手みやげは、猫の舌型チョコレートが鉄板

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猫を愛してやまず、『ネコの吸い方』という本も執筆している美雨さんの選んだ2品目は、オーストリアの古都ウィーンで誕生した老舗洋菓子舗<デメル>の「ソリッドチョコ猫ラベル(ミルク)」。最近増えている猫パッケージの中でも、定番中の定番のこのアイテムは、猫愛好家へのプレゼントとして最適なのだとか。

「猫の人としては外せないのが<デメル>の猫ラベル。当然みんな知っているものだけれど、いただけたら嬉しい名品のお菓子だと思います。猫好きを公言している方って、周りから自然といろんな猫グッズが集まってくるものなので、猫好き同士のプレゼントには逆に定番の消え物が良かったりするんです。ファンシー寄りだったり、おしゃれ寄りだったり、その方の猫度合いもいろいろなので、単純に猫グッズを渡すというのは、実は危険なんですよ(笑)。そういうときに、間違いのない手みやげがこれですね」

おいしいチーズが食べたくなったら、伊勢丹へ行こう

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「お酒はぜんぜん飲めない」という美雨さんですが、チーズは大好物。3品目としては、チーズ専門店<フロマジュリーHISADA>から、しっかりとした塩気の中にマイルドな優しい味わいがあとを引く、ブルーチーズ『セザールレガリス』と24ヵ月熟成のハードチーズ『ミモレット』をチョイス。中でも特にこの2種類がお気に入りだそうですが、お呼ばれで持っていくときには冒険することも多々あるそう。

「どの店のどこ産のチーズというのはあまり意識してはないんですけど、伊勢丹で買うものに対して、圧倒的な信頼感があって。なので、おいしいハードチーズやブルーチーズを食べたくなると、伊勢丹に行ったついでに買って帰ってきたりします。ホームパーティ用にも買いますね。お酒の銘柄が全然わからないので、お呼ばれしたときの手みやげでおつまみとしてそのとき気になったチーズをクラッカーと一緒に持っていくことが多いです」

母の代から築き上げた信頼感のある場所

美雨さんが手みやげや化粧品などの日用品を求めに来る伊勢丹は、幼い頃から馴染みの深い場所でもあったのだそう。「来るときはいつも母の付き添いでした」と当時を振り返ります。

「買物に付き合わされる代わりに、昔あった地下のスタンドでミックス・ジュースを飲ませてもらえる、というご褒美を目当てに小さい頃はよく連れてきてもらいました。夢中になってどんどん先へ行ってしまう母とはぐれてしまい、よく迷子になってはいたんですが、自分で『迷子です』と受付に行ったり、ジューススタンドで勝手に待ってたりするくらい、もう余裕でいられる場所でしたね(笑)。大人になってからも、何か目的があって伊勢丹に来ると、ちゃんと応えてくれるので、そういう信頼関係が築かれているように思います」

昨年3月に、ブックディレクター兼編集者として活躍する山口博之さんと入籍し、今年8月に第一子の出産を迎える美雨さん。3世代に渡る伊勢丹とのお付き合いがはじまる日も、そう遠い未来ではないかもしれませんね。

in her pocket いつものあの味  第3回/坂本美雨さん_prof坂本美雨/ ミュージシャン

1980年、5月1日生まれ。9歳の時に家族でニューヨークに移住。97年、Ryuichi Sakamoto featuring Sister M名義でデビュー。映画「鉄道員」の主題歌、フルアルバム「DAWN PINK」をリリース。05年11月、『The Never Ending Story』(Honda企業CMタイアップ)をリリース。音楽活動に加え、ナレーション、ラジオのナビゲーター、詩・エッセイ・映画評・翻訳本等の執筆、ジュエリーブランド「aquadrops」のプロデュースなど幅広く活動している。おおはた雄一とのユニット「おお雨」としても活動中。愛猫・サバ美との生活を綴った書籍『ネコの吸い方』(幻冬舎)が好評発売中。

文: 小川知子

写真:阿部健

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商品の取扱いについて

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