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2020.01.22

生地・あん・いちごで全然違う! 「いちご大福」食べ比べ2020

いちご大福のイメージ

いちごの旬とともに、「いちご大福」の季節がやって来ました! 毎年さまざまなブランドの品が並びますが、「生地・あん・いちご」とシンプルな要素の中にも、生地は餅か求肥か、あんはこしあんかつぶあんか、いちごの甘みや酸味はどうかなどバリエーションが豊富です。

そこで、今回は伊勢丹新宿店で買える名店の4品を食べ比べてみました。各ブランドのこだわりが詰まった「いちご大福」は、予想以上に個性的で違いが出る結果に。自分好みを見つけてみましょう!

伊勢丹の和菓子はこちら>>

「いちご大福」のはじまりは?

「いちご大福」が誕生したのは、今から35年前の昭和60年のこと。当時大福といえば「豆大福」が主流の中、東京・新宿に本店を置く<和菓子処 大角玉屋>の三代目・大角和平さんが、「大福にいちごを入れたらおもしろいかもしれない……」と作ってみたところ、「なかなかいける!」と売り出したのがはじまりと言われています。

“常識やぶり”な「いちご大福」の登場は驚きをもって迎えられましたが、甘いあんと甘酸っぱいいちごの絶妙なマッチングがスイーツ好きを虜にし、一大ブームに! 以後全国の和菓子店から多種多様な「いちご大福」が生み出され、定番の和菓子となっています。

では早速、食べ比べていきましょう!

参考…大角玉屋公式ホームページ

<和菓子処 大角玉屋>豆のおいしさが際立つ“元祖”「いちご大福」

<和菓子処 大角玉屋>元祖 いちご豆大福

<和菓子処 大角玉屋>元祖 いちご豆大福(1個) 270円(税込) ※販売期間:通年(毎週土曜限定販売)※交通状況により入荷が遅れる場合がございます

まずはブームの火付け役であり、発売以来大人気の<和菓子処 大角玉屋>「元祖 いちご豆大福」から。丁寧に炊き上げた粒あんと、その時期に最も適したいちごを、赤えんどう豆を練り込んだコシのある餅生地が包んでいます。

最初にいちごの甘酸っぱさ、次に粒あんならではの小豆の濃厚な風味、最後に赤えんどう豆のほのかな塩気とホクホクとした食感が口に広がり、次々に変わる味わいが楽しい一品。いちご大福と豆大福の両方を味わっているようなお得感もあります。

通年販売されていますが、その日の朝一番に手作りしているので、餅生地のやわらかさを存分に味わうなら、午前中を狙って購入するのがおすすめ。※交通状況により入荷が遅れる場合がございます。

生地 (宮城県産餅米「こがねもち」使用)。コシが強く、伸びがある
北海道産赤えんどう豆入り。塩気がある
あん 粒あん(北海道十勝産小豆「雅」使用)。小豆の風味が濃厚でどっしりしている
いちご 栃木県産「とちおとめ」などその時期に最良のものを使用

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

<和菓子 七里香>モチモチの生地の中に大粒の「あまおう」が!

<和菓子 七里香>いちご大福

<和菓子 七里香>いちご大福(1個) 432円(税込) ※販売期間:2020年1月22日(水)~1月28日(火)

伝統的かつモダンな和菓子で人気の東京・早稲田<七里香>が、2020年1月22日(水)~1月28日(火)の期間「今め菓子」に登場します。つきたての真っ白な餅でなめらかなこしあんを包んだ「いちご大福」は、この時季だけの限定です。

いちごは高級いちごの代表格「あまおう」。それも大粒な2Lサイズを使用しているので、口に含んだ瞬間に、甘酸っぱい香りとジューシーな果汁が一気にはじけます! やわらかくモチモチした食感の餅と、いちごの甘みを引き立てるよう糖度を控えたあんとのバランスが抜群です。

添加物不使用の餅生地なので、なるべく早く食べるのがおすすめ。

生地 (山形産もち米「こゆきもち」使用)。伸びがよく、やわらか
あん こしあん。なめらかで、甘さ控えめ
いちご 「あまおう」(福岡県産)。甘みが強くジューシー

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

<鈴懸>甘みと酸味のバランスが取れた「いちごが主役」の大福!

<鈴懸>苺大福

<鈴懸>苺大福(1個) 335円(税込) ※販売期間:~2020年4月上旬

断面のほとんどをいちごが占めているこちらは、伊勢丹新宿店で1日に約2,300個も売り上げることがある、福岡・博多の名店<鈴懸>の「苺大福」です。

人気の秘密は「高級いちご『あまおう』が主役の大福」だということ。契約農家から直接仕入れる大粒で新鮮な「あまおう」のおいしさが引き立つよう、あんは甘さを抑えたなめらかな「皮むきこしあん」を使用。こだわりのいちごとあんを薄皮の求肥で包み、上品な味わいに仕上げています。

いちごをそのまま食べるよりも、いちごの甘みや香りがより鮮烈に感じられ、生地、あん、いちごのすべてがスーッと同時に溶ける感覚は一食の価値ありです。

生地 求肥(佐賀県産もち米「ヒヨクもち」使用)。ごく薄く、甘さ控えめ
あん 皮むきこしあん(北海道産「元気小豆」使用)。口溶けがよく、すっきりとした甘さ
いちご 「あまおう」(福岡県八女産)。甘みと香りが強く、ジューシー

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

伊勢丹オンラインストアで<鈴懸>の商品を見る>>

<小布施堂Shinjuku> 新感覚! 栗菓子の名店が誇る「栗あん」いちご大福

<小布施堂Shinjuku>栗あん苺大福

<小布施堂Shinjuku>栗あん苺大福(1個) 378円(税込) ※販売期間:~2020年3月3日(火)

ひと味違う「いちご大福」をお探しなら、「栗鹿ノ子」などの栗菓子で名高い<小布施堂Shinjuku>の「栗あん苺大福」がおすすめ。栗の郷・長野県小布施で秋に収穫した新鮮な栗を「栗あん」に仕立て、甘く酸味がまろやかな群馬県産いちご「やよいひめ」と合わせています。

なめらかでクリーミーな栗あんは、栗の濃厚な風味を残しつつも甘さは控えめ。いちごの甘酸っぱさを引き立て、ツルリとキメの細かい羽二重餅にもマッチして、従来の「いちご大福」にはないおいしさを生み出しています。

唯一無二の味わいは、スイーツ好きな方への手土産にも喜ばれそう!

生地 羽二重粉を使用。甘さ控えめでなめらか
あん 栗あん(こし)。栗の風味は強く、なめらか
いちご 「やよいひめ」(群馬県産)。甘みと酸味のバランスがよい

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

伊勢丹オンラインストアで<小布施堂Shinjuku>の商品を見る>>

いずれも各ブランドが生地・あん・いちごのバランスを計算し尽くして生み出した名品ばかり。今だけのおいしさをぜひ食べ比べてみてください!

伊勢丹の和菓子はこちら>>

写真:菅井淳子
文:香取里枝

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味/名匠銘菓、鈴懸、小布施堂Shinjyukuにてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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