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2019.10.01

希少でも飲んでみたい! 国産コーヒーの魅力とは?

小笠原コーヒーの収穫の様子

コーヒーの生産地というと、中南米をはじめ、ハワイ、東南アジア、中東・アフリカ……など遠い海の向こうの国々が思い浮かびますが、実はここ、日本でも生産されていることをご存じでしょうか?

国産コーヒーはまだまだ希少ながら、近年、生産者の努力によって少しずつ存在感を示しはじめています。日本で作られたコーヒー――。いったいどんな味か気になりますよね?

今回は、<キャピタルコーヒー>の田口 文貴さんにお話しを聞きながら、国産コーヒーの魅力を探ってみたいと思います。

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国産コーヒーはどうして希少なの?

宮里農園珈琲のコーヒーチェリー

なぜ、国産コーヒーは希少なのか。いちばんの理由は、ずばり栽培環境にあります。

「コーヒーチェリーを実らせるコーヒーノキの栽培に最適な自然条件を備えているのは、赤道を挟んで南北25度の範囲にある熱帯・亜熱帯性地域。この範囲はコーヒーベルトとも呼ばれ、コーヒー栽培がさかんな国々が多く属しています。

日本列島はそこから外れているため、気温・雨量など、コーヒー生産に最適な条件がそろっているとはいえない環境なのです」

そんな不利な条件下にも関わらず、日本でのコーヒー栽培の歴史は意外に古く、なんと明治時代にまで遡るのだとか。

「1878年、明治政府が小笠原で日本初のコーヒー栽培を試験的に始めたとされています。その後、太平洋戦争の影響で一時国内での生産はストップしていましたが、1970年ごろに再び復活しました」

国産ならではの魅力は生豆の鮮度と質

現在、市場流通が行われている国内の産地は、沖縄県、東京都・小笠原諸島、鹿児島県・徳之島・沖永良部島などと限られています。いずれの産地のコーヒー豆もまだまだ流通量は少なく、安定供給が難しいことが直近の課題ではあるものの、そこには国産ならではの魅力があるといいます。

「最大の魅力は、生豆の鮮度です。外国産のコーヒー豆の多くは船便で、生豆の状態で数ヵ月かけて過酷な環境のなか輸送されます。その点、国産コーヒーはもちろん地理的に有利といえます」

新鮮な豆から淹れたコーヒーとはどんな味なのか。コーヒー好きなら目を光らせずにはいられませんよね。

今年収穫された国産コーヒー2種類が登場!

<キャピタルコーヒー>沖縄県産 宮里農園珈琲

<キャピタルコーヒー>沖縄県産 宮里農園珈琲(やや深煎り/50g)4,800円(税抜き)2019年10月16日(水)~、小笠原コーヒー(山野雄介100%BONIN ISLAND)(やや深煎り/50g)4,800円(税抜き)※販売期間:2019年11月13日(水)~ 各限定30個

そんな希少な国産コーヒー豆が、この秋、キャピタルコーヒーに登場。今回は、沖縄県の生産者・宮里直昌さんの「沖縄県産 宮里農園珈琲」、小笠原諸島・父島の生産者・山野雄介さんの「小笠原コーヒー」が紹介されます。いずれも今年収穫された豆=ニュークロップ。厳しい環境のなか、高い志で生産された超貴重なコーヒーです。

コーヒーの新体験。日本的でまろやかな味「沖縄県産 宮里農園珈琲」

沖縄県宮里農園の収穫の様子

大正時代からはじまったという沖縄県のコーヒー栽培。長年、市場流通するにはほど遠い収穫量でしたが、今から30年ほど前に元沖縄市職員の宮里直昌さんが一念発起、地元での本格的なコーヒー栽培をスタートさせました。

品種選択や日射しと風への対策、温度管理など試行錯誤を続ける宮里さん。台風など厳しい自然環境と向き合って生涯に取り組む覚悟を決めた、潔い宮里さんの心はやがて周囲の人々をも動かし、2014年には沖縄珈琲生産組合が発足。現在、年間収穫量200kgというところまでたどり着いています。

「バランスの取れた味わいの傾向にあるブルボン種・ムンドノーボ種を、甘みの強く出るナチュラルプロセスで精製しています。今回は、今年3月に収穫された豆を深煎りでご紹介します。

マイルドでやさしい風味のなかにほのかな甘さがあり、コーヒーがあまり得意でない人からも『このコーヒーなら砂糖なしで飲める』という声もあるそうです。どこか日本的な味わいは、和菓子との相性も抜群ですよ」

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

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コクと甘みが抜群! 日本を代表するコーヒー生産者が手がける「小笠原コーヒー」

小笠原コーヒー収穫の様子

日本におけるコーヒー栽培発祥の地、小笠原諸島。2011年には世界自然遺産に登録されるなど、東京都下にありながら風光明媚な諸島として知られています。そんな小笠原諸島・父島でコーヒー農業を営んでいる山野雄介さんは、もともと名古屋で焙煎工場に勤めていた生粋のコーヒーファンだったといいます。

2004年にコーヒー栽培を行うため父島に移住。野生のヤギの襲来や、例年見舞われる台風被害を乗り越え、2010年にはハワイ島コナで開催されたKona Coffee Cultural Festivalに日本代表として出席するなど、注目されているコーヒー生産者のひとりです。

「山野さんが手がけるのは、ムンドノーボ種をナチュラルプロセスで仕上げた『小笠原コーヒー』。こちらも深煎りで提供します。ぶどうやワインを思わせるジューシーさがありつつ、コクと甘みもしっかり感じられる味わいは、チョコレートやチーズケーキなどの濃厚なスイーツとよく合います」

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

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多少お値段は張りますが、一度は体験してみたい国産コーヒーの奥深い世界。

「国産コーヒーには、海外産とは異なる香味があります。コーヒー生産地として最適とはいえない環境の中で、日々試行錯誤し品質・生産性の向上に努める国内生産者たちの想いをぜひ知っていただきたいです」

コーヒーが恋しくなるこの季節。国内の生産者へ思いを馳せながら、特別な一杯を味わってみてはいかがでしょうか。

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写真提供:キャピタルコーヒー
写真:小林友美<キャピタルコーヒー>
文:ケイ・ライターズクラブ

※2019年10月1日より消費税が変更されました。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1=シェフズセレクション/キャピタルコーヒーにてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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