2015年3月の北陸新幹線の金沢開業で盛り上がりを見せている石川県。金沢21世紀美術館、兼六園などの観光名所とともに、ぜひ注目したいのが北陸の食文化です。 明治から昭和にかけ、美食家、篆刻(てんこく)家、書家、陶芸家としてマルチな活躍を見せた北大路魯山人も北陸と縁が深く、彼の名を世に残すきっかけとなった赤坂の料亭「星岡茶寮(ほしがおかさりょう)」は、その北陸滞在時代に培った美意識を色濃く反映していたそう。 辛辣な批評で知られる魯山人を魅了した食文化とは一体どのようなものなのか、彼の足跡を辿り迫ってみましょう。

豊かな食材と伝統工芸との融合で生まれた、北陸の食文化

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提供:北国新聞社

古くから中国、朝鮮半島との貿易の玄関口であった石川県。江戸時代の加賀百万石は物流拠点としても栄え、日本海の海産物、加賀平野や山々の野の幸、白山連峰のきれいな水など、食を極めるに理想的な環境がありました。また、茶の湯が発達した当時は城下に京文化が入り込み、一方で加賀藩前田家が徳川家と婚姻関係を結んだことにより江戸文化も浸透。このふたつが融合した料理が生まれます。

さらにはこの頃、優美な蒔絵(まきえ)を施した輪島塗や、色鮮やかで華麗な九谷焼といった伝統工芸が急激に発展。料理と器が互いを高め合うような絶妙なマッチングを特長とした、独自の食文化が確立され、これがのちに加賀料理と名付けられます。その華やかな文化を求めて粋人が集まったのが加賀の山代温泉で、ここは金沢とともに、魯山人の人生に大きな影響を与える地となります。

写真の加賀料理の代表格「鯛の唐蒸し」は、2匹の鯛の腹に卯の花をつめたもので、あでやかななかにも鯛が切腹を連想させる腹開きではなく背開きになっているのは、武家の文化を反映しているからだとか。

恵まれた環境のもと、食への興味を深める魯山人

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大正4年、近江長浜の文房具商・河路豊吉の紹介状を手に、福井県鯖江で美術周旋業を営む窪田卜了軒(ぼくりょうけん)を訪ねた魯山人は、金沢の実業家で漢学者、茶人としても知られた細野燕台(えんたい)に出会います。燕台はしばしば山代温泉に魯山人を同伴し、粋人と引き合わせましたが、なかでも懐石料亭「山の尾」の料理長兼主人・太田太吉、山代温泉の旅館「吉野屋」の主人・吉野治郎、九谷焼職人・須田菁華らとの出会いは、彼の人生に大きな影響を与えました。太田太吉のもとに毎日のように通い加賀料理を教わって食への興味を深める一方、吉野治郎が提供した別邸を拠点に篆刻や書の制作に励むようになるのです。

魯山人のお気に入りは「くちこ」と「たくあん」

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数ある北陸の美食のなかでも、魯山人が特に感動し、東京に戻ってからも取り寄せて食べていたのが「くちこ」と「たくあん」。くちこはナマコの卵巣で、乾燥したものと生のものとがありますが、魯山人が好んだのは生食で、そのおいしさを「生の香りは、妙にフランスの美人を連想するような、一種肉感的なところがあって……」と表現しています(出典:『魯山人味道』中央公論社)。 また、「自身の知っている限りでは、一等よいものだと思う」と言っていたのが、山代温泉産のたくあん。伊勢のたくあんも好んで食べていましたが、「山代産の方にはウブなうまさがある」と特別評価していました。(出典:『魯山人の美食王国』文化出版局)

「器は料理の着物である」

これは魯山人の有名な言葉ですが、彼が陶芸に目覚めたのは石川滞在時代のこと。魯山人は、細野燕台が自作の食器で家族と食事を楽しんでいることに驚くと同時に羨ましく思い、それをきっかけに陶芸に興味を持つようになりました。 また、料理人の太田多吉が自ら九谷焼職人の須田菁華(せいか)のもとに出向き、彼の料亭「山の尾」で使用する食器を作る姿とこだわりを目の当たりにし、食と器の調和の大切さを知ったといいます。そして魯山人も器の絵付けに挑戦してみたところ、太吉も菁華も驚くほどの美しい仕上がりになり、このとき陶芸家・北大路魯山人が誕生したのです。その後も魯山人は菁華に手ほどきを受け、陶芸の技術や審美眼を磨いていきます。

晩年まで続いた魯山人と北陸との関係

東京に戻った魯山人は大正10年、のちに京都の美術印刷「便利堂」社長となる中村竹四郎とともに、京橋に会員制の割烹「美食倶楽部」を開設。これが評判を呼び、赤坂の会員制の高級料亭「星岡茶寮」にて北陸時代に磨いた才能を開花させます。魯山人は星岡茶寮の顧問兼料理長として腕をふるい、料理と器の調和にきめ細やかな配慮をみせ、盛り付けに使う器を石川の須田菁華窯に出向いて作ることもあったのだとか。そして彼と竹四郎の尽力により、星岡茶寮は「東京における最高の料亭」と呼ばれるまでに発展しました。魯山人は晩年まで、かつて暮らした石川の吉野別邸のことを気にかけていたそうです。充実した時間を過ごした思い出の場所はいつまでも色褪せず心に残っていたのでしょう。

現在でも魯山人の足跡が感じられる石川県

金沢には魯山人がかつて毎日通っていた近江町市場が今もあり、加賀野菜やノドグロなど北陸ならではの美味が集まっています。そして山代温泉の別邸跡につくられたのが「魯山人寓居跡 いろは草庵」。現在は史料館のような形になり、魯山人の仕事部屋、書斎、囲炉裏の間などが公開されています。 ほかにも、魯山人が陶芸の修行をした「九谷焼窯元 須田菁華」は、現在も美しい作品を多数生み出しています。明治の創業時と変わらない建物が、魯山人が制作した篆刻の看板を掲げて佇んでいます。そして魯山人が支払いに困ったとき、代わりに贈ったという器や書が残る宿、「山乃尾(旧山の尾)」「あらや滔々庵(とうとうあん)」「星野リゾート 界 加賀(旧白銀屋)」「たちばな四季亭(旧田中屋旅館)」などでは、その美しい器とともに、魯山人が愛した伝統的な料理を味わうことができます。

便利になった北陸新幹線で魯山人ゆかりの地をめぐり、石川の食文化の素晴らしさを一層深く体験してみたいですね。

文: 小林沙友里

写真/Getty Images/thinkstock、北国新聞社、いろは草庵
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伊勢丹新宿店限定!とろ~りなめらか、大人のひんやりデザート

<アンリ・ルルー>(奥から)クレーム・プラリネ エピス、クレーム・キャラメル・サレ、クレーム・ショコラ 各486円(税込)

この夏<アンリ・ルルー>から登場したのは、大人のひんやりデザート。同ブランドのおいしさやこだわりを身近に感じてほしいと開発されたスイーツです。あえてクリーム(クレーム)仕立てにすることで、ショコラやキャラメルの奥深さをよりストレートに感じられ、とろ~りなめらかな食感は暑い季節にぴったり。口に入れると舌の上をすうっと溶けていきます。ショコラ通には「ショコラ」、スイーツ好きには塩スイーツの代表格「キャラメル ・サレ」がおすすめ。もちろん、期間限定のナッツたっぷり「プラリネ」もはずせない! 夏の手土産にぴったりなので、3フレーバーをそろえて何人かで食べ比べてもいいかも。「ショコラティエ・エ・キャラメリエ」ならではの本格的な味わいが楽しめる一品、ぜひ試してみて。

※取扱い:伊勢丹新宿店
※「クレーム・プラリネ エピス」の販売期間: 販売中~2018年8月31日(金)

文: FOODIE編集部

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商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=カフェ エ シュクレ/アンリ・ルルーにてお取扱いがございます。 また<アンリ・ルルー>の一部商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いしています。

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冷やして食べる夏のいちご大福が<鈴懸>から期間限定で初登場。

鈴懸の夏瑞のいちご大福
鈴懸の夏瑞のいちご大福

<鈴懸>なつみずきの苺大福 324円(税込)

<鈴懸>のいちご大福といえば、冬季限定の大人気商品。毎年冬を心待ちにしている方も多いはず。そんな方に朗報です! 今年は瑞々しい夏いちご「夏瑞」を使った夏のいちご大福が登場します。「夏瑞」はいちごの持つ甘味と酸味のバランスが絶妙で、しっかりとした食感もあり春のあまおうとはまた違った美味しさなのだとか。その「夏瑞」を使ったいちご大福は同ブランドの社長も太鼓判を押すほどの絶品。いちごが締まって甘さが引き立つので、冷やして食べるのもおすすめです。ひんやりと瑞々しい、夏ならではのいちご大福を味わってみるのはいかがでしょう。

※取扱い:伊勢丹新宿店(限定)
※販売期間:2018年7月17日(火)~7月31日(火)、各日150点限り
※お一人様4個までのお買い上げとさせて頂きます。

文: FOODIE編集部

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商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味/鈴懸にてお取扱いがございます。 また<鈴懸>の一部商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いしています。

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驚きの食感<東京 吉兆>の「胡麻豆腐」

東京 吉兆の胡麻豆腐
東京 吉兆の胡麻豆腐

<東京 吉兆>胡麻豆腐 1パック 648円(税込)

<東京 吉兆>の「胡麻豆腐」をご存知ですか? 驚くほどもちもちの食感、そしてごまの風味がとにかくすごいこの名品、実はパックで買えるんです。付属の出汁をかけ、少しワサビをつけて食べると白ごまの風味と甘みが一層引き立ちます。黒蜜をかけてデザート風に、天ぷらにしても美味しいそう。外したくないときの手土産にも重宝しますが、まずは自分用に、一度試してみて。

※取扱い:伊勢丹新宿店

文: 嘉藤美保子

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商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=粋の座/東京 吉兆にてお取扱いがございます。 
また、<東京 吉兆>の一部商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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どんな味なの!? <ジャン=ポール・エヴァン>から納豆チョコレートが新発売

<ジャン=ポール・エヴァン>タブレット レ キャラメル フルール ドゥ セル エ ナットウ
<ジャン=ポール・エヴァン>タブレット レ キャラメル フルール ドゥ セル エ ナットウ

<ジャン=ポール・エヴァン>タブレット レ キャラメル フルール ドゥ セル エ ナットウ897円(税込)

誰もが知っている人気のショコラブランド<ジャン=ポール・エヴァン>からこの夏、新感覚のチョコレートが登場。“タブレット ナットウ”はガーナ産のカカオを使用したチョコに、老舗<天野屋>の無農薬大豆を使用した納豆を大胆に組み合わせたスイーツ。エヴァン氏が、「ドライ納豆を試食した時から、フルール ドゥ セル(塩)を加えたキャラメル風味のミルクチョコレートに合うと思っていた」と言うほどの自信作です。袋を開けると納豆の芳醇な香りで白ごはんが欲しくなります。どんな味なのか、と一口食べてみると納豆の臭みは全くなく上質なチョコレートが口の中でとろけ、後に残るのは心地よい大豆の食感だけ。納豆好きは一度は食べてみたいアイテム。必食の価値ありです!

※販売期間:2018年7月20日(金)~8月31日(金)
※取扱い:伊勢丹新宿店

文: FOODIE編集部

写真:長田朋子

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商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=グランアルチザン/ジャン=ポール・エヴァンにてお取扱いがございます。 また<ジャン=ポール・エヴァン>の一部商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いしています。

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思わず二度見! 「ルパン三世」のえびせんべい

<志満秀>クアトロえびチーズ 1,296円(税込)

「ルパン三世」の世界観を織り込んだカラフルなチーズえびせんべいが登場! 口溶けのよいせんべいに濃厚なチーズクリームをサンドしました。全4種のフレーバーそれぞれにルパンのキャラクターが描かれています。ルパンと銭形はゴルゴンゾーラ&ハニー、不二子はチェダー&パルメジャーノ、五ェ門はカマンベール&ブラックペッパー、次元はモツァレラ&バジル。ファンなら食べるのが惜しくなる、アニメのようなクオリティに驚きの二度見です!

※取扱い:伊勢丹新宿店[2018年7月18日(水)〜7月23日(月)]、伊勢丹オンラインストア

文: 大川祥子

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催物のご案内/商品の取扱いについて

【催物のご案内】
「ISETAN×ルパン三世 #ルパンの夏祭り」
2018年7月18日(水)〜7月23日(月)最終日午後6時終了
伊勢丹新宿店本館6階催事場にて、ルパン三世と伊勢丹のコラボレーション第三弾、「#ルパンの夏祭り」の開催が決定! 今回は会場を拡大し、世界を股にかけるルパン一味ならではのお宝と呼ぶにふさわしいアイテムが多数集結。さらに、アジトやレストラン、カフェ、バーなども構え、お祭り騒ぎ必至のルパンワールドが展開されます。

【商品の取扱いについて】 
記事で紹介している商品は、2018年7月18日(水)〜7月23日(月)の期間中、伊勢丹新宿店本館6階=催事場、伊勢丹オンラインストアにてお取扱いがございます。

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