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2019.04.13

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ワイン伝統国に革命! フランスの都市型ワイナリー<ワイナリー パリジェンヌ>

ワイナリー パリジェンヌのワイン

ここ数年、耳にする機会も多くなってきた「アーバンワイナリー」。日本では「都市型ワイナリー」とも呼ばれる新しいタイプで、都市内に醸造所を構え、ワイン造りを行う業態を指します。

「アーバンワイナリーはぶどう畑を併設せず、醸造所だけの小規模でスタートすることができるのがメリット。都市部は交通の便がいいので、ぶどうの輸送もしやすく、情報を発信しやすいという魅力もあります」

そう話すのは、伊勢丹新宿店で洋酒を担当し、ワインにも精通する山本慎吾バイヤー。21世紀に入ってからアメリカで誕生したアーバンワイナリーは、オーストラリアや日本などを中心に広がり、今では世界に200か所以上あるといわれているそう。

世界のトレンドとなりつつあるアーバンワイナリーですが、意外にもワインの本場フランスに誕生したのは2015年と、ごく最近のこと。フランスが出遅れたのには、伝統国であるが故の理由があったそうで……!?

伊勢丹のワインセレクションはこちら>>

法律によって守られてきたフランスのワイン。アーバンワイナリーはあまりに革新的!

ぶどうのイメージ

フランスといえば「ボルドー」と「ブルゴーニュ」という2大名産地を筆頭に、特に優れたワインを産出する国として、誰もが認めるワイン大国です。

「フランスのワイン造りの基本は『テロワール』を大事にすること。その土地の気候や風土が感じられることがよしとされ、古くからA.O.C.(=原産地統制名称)などの法律により、生産地や品種、醸造方法などが細かく定められてきました」

一方、アーバンワイナリーの主流は、各地で栽培されたぶどうを農家から購入し、都会のワイナリーに集め、醸造、熟成、瓶詰めし、販売するという方法。

「ぶどうを農家から買うこと自体は、フランスの伝統的なワイン産地でも珍しくありません。しかしフランスでは地域名がラベルに入ったワインの方が、ランクが上とされるため、基本的には醸造所と同じ地域で栽培されたぶどうを使用しています」

ほかの地域のぶどうをわざわざ購入して、「ボルドー」などのブランド名を使用できなくなるというリスクを犯そうとする醸造家はフランスでは、なかなか現れなかったのだそう。

そしてついにパリに、<ワイナリー パリジェンヌ>という名のアーバンワイナリーが誕生!

ワイナリー パリジェンヌの樽とぶどう

しかし2015年に、フランスにも新しい風が吹き込まれます。アドリア・ペリシエとジュリアン・ベンゲという若手の醸造家2人が、「世界には、今や200軒ものアーバンワイナリーがあるのに、パリにはひとつもないじゃないか!」と、<ワイナリー パリジェンヌ>をパリに創設したのです。

それは、フランス各地で栽培されたぶどうを、それぞれの特徴や魅力を知った上でブレンドすることによって、新たな価値をつくろうという革新的な試みでした。

「いい意味でA.O.C.に縛られず、自由なワイン造りを行う<ワイナリー パリジェンヌ>の存在は、フランス人も興味津々です。まだ、創設してから数年しか経っていないので、評価を下すには時期尚早。これからどんどん進化するであろう新しいタイプのワイナリーは、今から追いかけていくと、面白いですよ」

今回は、山本バイヤーが「アーバンワイナリーならではの魅力が詰まっている」と太鼓判を押す、おすすめワインを3本ピックアップ!

ドライタイプの色鮮やかな「グリザン ロゼ」

ワイナリー パリジェンヌのグリザン ロゼ

<ワイナリー パリジェンヌ>グリザン ロゼ(750㎖) 3,059円(税込) 販売期間:2019年4月10日(水)〜15日(月)
DATA 生産地:フランス/パリ 種別:ロゼ 品種:グルナッシュ、サンソー

南仏の定番品種であるグルナッシュとサンソーを半分ずつブレンドしたロゼは、フラミンゴのような色鮮やかなピンク色が特徴的。

「フローラルの香りの中に、みかんや桃のニュアンスもほのかに感じられます。口当たりが非常にやわらかく、飲み進めると、新鮮ないちごやいちじく、アーモンドの風味などが感じられるユニークな味わいです。

ほどよい酸味があり、あと味がすっきりとしたドライタイプのロゼなので、夏の暑い日にもぴったり。サラダなど、野菜の前菜に合わせてほしい1本です」

※取扱い:伊勢丹新宿店

上品で軽い飲み心地の「グリザン ブラン」

ワイナリー パリジェンヌのグリザン ブラン

<ワイナリー パリジェンヌ>グリザン ブラン(750㎖) 3,780円(税込) 販売期間:2019年4月10日(水)〜15日(月)
DATA 生産地:フランス/パリ 種別:白ワイン 品種:ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリ、ヴェルメンティーノ

ロワール地方のソーヴィニヨン・ブランをベースに、ボルドーのソーヴィニヨン・グリ、プロヴァンス地方のヴェルメンティーノの3品種を使用した白ワイン。

「フルーティーなぶどうのアロマを抽出するためスキンコンタクト(※)を採用しており、フレッシュな香りが際立っています。

ソーヴィニヨン・ブランが主体なので、ミネラルが豊富できれいな酸味が楽しめ、飲み心地はさっぱり。軽めで上品な味わいは、野菜のテリーヌやフルーツサラダなどの前菜、魚介や淡白な肉料理などと相性ぴったりです」

※赤ワインの「醸し」の仕込みを白ワインに応用すること。白ワインは基本的に果汁のみを抽出し発酵させるが、スキンコンタクトでは果汁に果皮を浸すことで、果汁にぶどうの品種特性をより濃く与えることができる。

※取扱い:伊勢丹新宿店

フレッシュなベリーのアロマが際立つ「グリザン ルージュ」

ワイナリーパリジェンヌのグリザン ルージュ

<ワイナリーパリジェンヌ>グリザン ルージュ(750㎖) 3,780円(税込) 販売期間:2019年4月10日(水)〜15日(月)
DATA 生産地:フランス/パリ 種別:赤ワイン 品種:メルロー、シラー

ボルドーのメルローを主体に、ローヌ地方のシラーをブレンドした赤ワインは、フレッシュなベリー系の香りが魅力的。

「フランボワーズやカシスなどの甘酸っぱい香りに、シラーの特徴であるこしょうのようなスパイシーさが感じられ、ひと口飲むと、生き生きとした果実味が口いっぱいに広がります。

タンニンは熟成されており、あと味はやさしい印象。一部フランス産のオーク樽を使用し、なめらかな味わいに仕上がっており、赤身の肉料理やチーズとよく合います」

※取扱い:伊勢丹新宿店

なお伊勢丹新宿店では、春の恒例イベント「フランス展」の期間中、<ワイナリー パリジェンヌ>のワインが購入可能です。同イベントでは、ワイン醸造担当のダミアン・セモン氏が来日して実際に売り場に立つ予定なのだそう。「業界注目の期待の若手醸造家に、ぜひ会いに来てみてください!」

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文:斉田麻理子

※未成年の飲酒は、法律で禁止されています。

バイヤー・スタイリスト / 山本慎吾
日本酒に携わって12年というベテランスタイリスト。お燗の魅力を「好きな人の意外な一面を見たときの喜びに似ている」と熱弁する、大の日本酒党。

催物のご案内/商品の取扱いについて

【催物のご案内】
FRANCE WEEK フランス展

開催期間:Part1/2019年4月10日(水)〜15日(月) ※15日(月)は午後6時終了
Part2/2019年4月17日(水)~21日(日) ※21日(日)は午後7時終了

伊勢丹新宿店本館6階=催物場にて、「FRANCE WEEK フランス展」を開催いたします。「食のアルチザン(職人)」をテーマに、スイーツ、パン、肉料理、郷土料理など、フレンチの職人たちが手がけるこだわりの逸品が集結。今年は会場内のレストランやフードコートが充実し、絶品グルメをビールやワインとともに楽しめます。

【商品の取扱いについて】 
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館6階=催物場にてお取扱いがございます。 

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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