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2019.02.10

105gで3,780円!? 超高級ごま油のヒミツ【バイヤーのイチオシ】

工場内油の濾過風景とダブル焙煎「自家製金ごまオイル」

105gで3,780円のごま油……。思わず「高い!」と驚く人も多いはず。その油こそ、熊本県<堀内製油>の「ダブル焙煎自家製金ごまオイル」。ごま油の中でも希少といわれる国産ごまの一番搾り油のみを詰めた貴重なオイルです。

「最初は値段の高さに驚きましたが、実際現地に行ってみて納得! 素材から製造方法まで何もかもがスペシャルなんです」そう話すのは、伊勢丹新宿店のグローサリーコーナーのバイヤー、中本光昭さん。プレミアムな価格ながら「金ごまオイル」に惚れ込んだという中本さんに、同製品が「特別」な理由を伺いました。

伊勢丹のグローサリー名鑑>>

飲めるほどさらりとなめらか!「ダブル焙煎自家製金ごまオイル」って?

堀内製油のダブル焙煎自家製金ごまオイル

<堀内製油>ダブル焙煎自家製金ごまオイル(105g)3,780円(税込)販売期間:2019年2月13日〜19日(50本数量限定)

中本さんがイチオシする高級ごま油がこちら。「金ごまオイル」の名の通り、黄金色の澄んだ見た目が美しいごま油は、「ぜひ、最初のひと口はそのままスプーンで飲んでみてほしい」と中本さん。

「私も最初はひと口飲んでみることをおすすめされたのですが、油とは思えないさらっとした口当たりと、クセのないまろやかなごまの風味に驚きました。通常、焙煎されたごま油は、ごまの香ばしさとともにそのえぐみも強調されて、濃厚に感じることが多いですが、『ダブル焙煎自家製金ごまオイル』は、そのまま飲めるほどあっさりとした味わいなんです」

そんな「金ごまオイル」は、火を通さず料理に使用するのがおすすめだそう。

「私は断然スプーンで飲む派ですが(笑)、ドレッシングにはもちろん、納豆にかけたり、塩やしょうゆと混ぜて白身の刺身につけたりして食べてみてください。上品なごまの風味が、淡泊な味わいの素材とも喧嘩せず、その魅力をより引き立たせてくれます」

一体どのように作られているのでしょうか? その秘密を探りました。

※取扱い:新宿伊勢丹店 本館地下1階=シェフズセレクション プロモーションコーナー

【秘密1】超稀少な自社農園のごまを使用

ごま栽培風景

「ダブル焙煎自家製金ごまオイル」の一番の特徴は、自社農園で収穫したごまを100%使用していること。私達が普段口にしているごまはその多くが海外産で、国産ごまの自給率はなんと0.1%と言われています。この数字を見れば、国産ごまがどれほど稀少かわかります。

「国産ごまは海外のものと比較すると粒も小さいのですが、その分うまみがぎゅっと凝縮されていて、国産ごまにしか出せない風味があるんです。しかしごまの収穫は、とても手間のかかる作業。ごまの実が入っている『さく果』の部分が弾けて実が飛び散ってしまわないよう、慎重かつ繊細に行わなければなりません。

そのため機械化が進まず大規模な栽培が難しいと言われています。<堀内製油>さんは、無農薬のごまを自分たちの手で作るため、植え付けから収穫・乾燥までの一連の作業を社員総出で行っています。本当によいものを届けたいという思いとこだわりに胸を打たれました」

【秘密2】手間のかかる「圧搾法」でごまの風味を生かしきる

工場内部の風景

ごま油の搾油方法は大きく分けてごまに溶剤をかけて抽出する「抽出法」と、ごまに圧力をかけて油を搾る「圧搾法」の2つがあります。<堀内製油>では創業以来、より手間のかかる「圧搾法」にこだわっているそう。「圧搾法」は、余分なものが入らいないため、ごま本来の風味が活かせるという理由からです。

「『圧搾法』で搾油したごま油は、うまみや風味が段違い! しかも<堀内製油>の油は原料を1回だけ搾った『一番油』にこだわっているので、全く雑味がないんです」

<堀内製油>油にこだわり続けて70年!

初代から三代目のスリーショット

熊本の地で三代続く<堀内製油>は、初代が飛行機技師だった自らの技術を応用して圧搾技術を確立したのが始まり。なたね油を皮切りに、ごま、えごま、椿などの搾油も手がけるようになりました。

原料にもこだわりたいという思いから、2代目が自らの手で畑を作り、これらの原料の自社栽培を開始。現在、3代目はブランディングにも力を入れ、パッケージデザインを刷新したり、「あぶらやたより」という冊子を発行し、情報発信も積極的に行っています。

「昔ながらの、本当にこぢんまりとした製油所なんです。でも伝統の製法を守り抜き、自らの畑で無農薬の原料を育てるなど、こだわりは人一倍。お話を聞いていても説得力が違います」

<堀内製油>の油が伊勢丹新宿店にやってくる!

そんな<堀内製油>の油を実際に手にとれるのが、伊勢丹新宿店で開催されるプロモーション。全国の食用油の名品が一堂に会するこのイベントでは、上記の「ダブル焙煎自家製金ごまオイル」の他にも<堀内製油>が出展するアイテムが揃います!

【なたね地あぶら】

堀内製油のなたね地あぶら

<堀内製油>地あぶら(105g)540円(税込)販売期間:2019年2月13日(水)〜2月19日(火)

創業当初からのロングセラーで、<堀内製油>の看板商品のなたね油。原料のなたねはもちろん自分たちの手で育てたものを使用。天ぷら、フライなどの揚げ油としてはもちろん、ドレッシングなど、そのまま料理に加えるのもおすすめです。香ばしい風味がプラスされ、いつもの料理がグンと格上げできます。

※取扱い:新宿伊勢丹店 本館地下1階=シェフズセレクション プロモーションコーナー

 

【えごま油】

堀内製油のえごま油

<堀内製油>えごま油(105g)2,376円(税込)販売期間:2019年2月13日(水)〜2月19日(火)

ヘルシー志向の人から人気のえごま油も登場。原料のえごまは熊本南部の契約農家から仕入れて搾油した国産油。お味噌汁やカルパッチョ、サラダなどにそのままかけて手軽に使える、身体にも嬉しい1本です。

※取扱い:新宿伊勢丹店 本館地下1階=シェフズセレクション プロモーションコーナー

 

油作りへのただならぬ情熱が1滴1滴に込められている<堀内製油>のごま油。高級な理由にも納得! この機会に一度は味わってみたいですね。

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文:嘉藤美保子

バイヤー・スタイリスト / 中本光昭
グローサリーコーナー・シェフズセレクション担当バイヤー。催事やイベントを通して、普段は棚に並んでいるアイテムにスポットをあて、魅力を伝えていきたいと奮闘中。

催物のご案内/商品の取扱いについて

【催物のご案内】
プロモーションコーナー「ちゃんと知りたい、伝えたい日本の食文化~日本の油編~」
全国のごま油、菜種油など様々な種類のオイルを、豊富な中から比べて選ぶことができる貴重な機会です。

■開催日時:2019年2月13日(水)〜2月19日(火)
■開催場所:伊勢丹新宿店地下1階 シェフズセレクション

【商品の取扱いについて】
記事で紹介している商品は2019年2月13日(水)〜2月19日(火)の期間中、伊勢丹新宿店地下1階=シェフズセレクションにてお取り扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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