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2018.07.08

読み物・コラム

アイスコーヒーと何が違う!? 今さら聞けないコールドブリュー5つの真実

最近はカフェのメニューでも頻繁に見かけるようになった「コールドブリューコーヒー」。普通のアイスコーヒーと同じだと思っている方も多いと思いますが、実はちょっと違うって知っていました? 確かにアイスコーヒーの一種ではあるのですが、一般のそれとは抽出方法が違うため、味わいも大きく異なるのです。

そこで今回は「コールドブリューコーヒー」の“知ってびっくり!”な5つの真実を、ニュージーランド発のブティックカフェ<MOJO coffee>のブランドマネージャー、ハード・アレックスさんに教えていただきました。

【真実1】コールドブリューはスロー抽出。時間をかけるから美味しい

グラス入りのコールドブリューコーヒー

「一般的なアイスコーヒーは、通常、お湯で抽出したコーヒーを氷で急冷して作ります。これに対しコールドブリューコーヒーは、COLD BREW=低温抽出という名のとおり、低温(=水)で抽出するのが特徴です」とアレックスさん。「水出しアイスコーヒー」といわれるものも、このコールドブリューコーヒーというわけです。

低温でコーヒーのエキスを抽出するため、抽出には、約8〜12時間(抽出器具により異なる)かかります。ですが、ゆっくりじっくり抽出するぶん、苦みや渋みのもととなるカフェインやタンニンが溶け出しにくく、クリアでまろやかな味わいになるのです。そのため、コーヒーが苦手という人にも人気。寝る前など、カフェインを控えめにしたいときなどにもぴったりです。

【真実2】コールドブリューという抽出法を考案したのは日本人だった!?

コールドブリューコーヒーとマフィン

そのコールドブリューコーヒー、実は、現在の抽出方法を考案したのは、京都のとある喫茶店のマスターだったという説があります。

「もともとオランダの植民地だったインドネシアで栽培されていたのが、ロブスタ種というコーヒー豆。この豆、非常にクセが強いんです。そこで、その欠点が出にくい抽出方法としてオランダ人が現在の低温抽出に近い方法を考案、それをヒントにさらに美味しく飲めるようブラッシュアップしたのが、京都にある喫茶店のマスターだったと言われています。そのため、コールドブリューコーヒーは『ダッチコーヒー』もしくは『キョートコーヒー』とも呼ばれているのです」

発祥については諸説ありますが、それでもコールドブリューコーヒーが日本と少なからず関係があると思えば、より身近に感じられませんか。

【真実3】専門店だけのものではなかった。実は自宅でも簡単に作れる!

コールドブリューコーヒー抽出シーン

コールドブリューコーヒーというと、専門店で飲むものと思われがち。けれど最近では家庭用の抽出器具も続々登場、自宅で楽しむ人も増えています。

器具は大きく分けて、コーヒー粉を水に浸して抽出するポット型の「浸漬タイプ」と、水を一滴一滴、点滴のように落として抽出する「滴下(ウォータードリップ)タイプ」の2つ。今回は、初心者でも扱いやすく抽出ムラも少ない「浸漬タイプ」のポット型器具を使って、その作り方を紹介します。

1. ポットにコーヒー豆を入れる

ポットのストレーナーにコーヒー豆を入れる

まずはポットにストレーナー(茶漉し)をセットし、アイスコーヒー用に挽いた豆を投入します。

2. さらに水を入れる

コーヒーを入れたポットに水を注ぐ

次に水をゆっくり注ぎ入れます。粉60gに対して水1000CCほどが目安です。

3. あとはひたすら待つ

抽出中のコールドブリューコーヒー

水をいっぱいまで入れ、フタをしたら準備完了……と、たったこれだけ! あとはコーヒーのエキスが抽出されるのをひたすら待つのみ。抽出に時間がかかるとはいえ、作り方は超カンタン。夜、寝る前に仕込んでおけば、翌朝には出来上がっているというわけです。

【真実4】豆は深煎りのアイスコーヒー用ブレンドでOK。フルーティなグァテマラもおすすめ

コーヒー豆のパッケージと挽き豆

ところで、おうちでコールドブリューコーヒーを楽しむ際は、どんなコーヒー豆や挽き方を選べばいいのでしょう。

「深めに焙煎したアイスコーヒー用のブレンド豆か、シングルオリジン(単一種類の豆)なら、フルーティな味わいが夏に合うグァテマラやブラジル、エチオピアがおすすめです。挽き方は抽出器具にもよりますが、浸漬時間が短い場合は中挽き〜中細挽き、長い場合は中挽き〜中粗挽きが基本です」

いろいろな豆を試して、自分好みの味を追求するのも楽しそうですね。

【真実5】窒素ガス入りの「ニトロ」はコールドブリューの人気メニュー

コールドブリューコーヒーに窒素ガスを注入しているところ

すっきりとした飲み口のコールドブリューコーヒーは、冷蔵庫で冷やしても、氷を入れても美味しく味わえますが、「まずはミルクや氷を加えず、冷やした状態のストレートでその味わいを楽しんでほしい」とアレックスさん。

さらにコールドブリューならではのアレンジとして人気なのが、「ニトロコーヒー」。コールドブリューコーヒーに窒素ガスを注入したこのメニューは、きめ細かいクリーミーな泡が特徴で、まるで黒ビールのようなルックス。

実際に飲んでみたらさらにびっくり、苦みが引き立つ大人な味わいで、ノンアルコールビールを飲んでいるよう。こちらのメニューは<MOJO coffee>をはじめ、コールドブリューコーヒーが味わえるカフェなどでメニューオンしていることが多いので、ぜひ足を運んでみて。

アイスコーヒーの新たな選択肢、バリエーションとして注目のコールドブリューコーヒー。アイスコーヒーと飲みくらべして、その味わいの違いを確かめてみてください。

取材協力/MOJO coffee 原宿店

MOJO coffee店内,アレックスさん

世界的なコーヒーカルチャー発信地のひとつ、ニュージーランド・ウェリントン生まれの人気カフェ。ガラス張りの店内は明るくスタイリッシュな雰囲気。コールドブリューコーヒーはおしゃれな遮光タイプのボトルで提供、コールドブリューコーヒーに合うスコーンやマフィンと一緒にどうぞ。

住所 東京都渋谷区神宮前3-22-15
tel 03-6721-0263

文: 原口りう子

写真:八田政玄
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催物のご案内/商品の取扱いについて

【催物のご案内】 
2018年7月18日(水)〜7月24日(火)伊勢丹新宿店プラ ド エピスリーに出展いたします。

【商品の取扱い】 
記事で紹介している商品は、2018年7月18日(水)〜7月24日(火)までの期間中、伊勢丹新宿店本館地下1階=プラ ド エピスリーにてお取扱いがございます。 
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