約140年の時を経て復活した「申餅(さるもち)」は、葵祭の味

毎年5月15日に行われる葵祭は、盛夏に行われる「祇園祭」と秋に行われる「時代祭」に並ぶ、「京都三大祭」のひとつ。今年も緑風が吹き渡るころに祭儀礼が執り行われる予定で、国内はもとより海外からも多くの方が観覧に訪れます。長い歴史を誇り、我が国でもっとも優雅で雅趣に富む葵祭に今、時を経て復活した「申餅(さるもち)」が祭りに再び彩りを添えています。

葵祭は、あの超定番物語にも登場

葵祭は正式には「賀茂祭」といい、平安遷都を境に五穀豊穣を祈願する国家的な祭儀礼として行われてきました。平安時代中期の貴族の間では、「祭り」といえば「賀茂祭(葵祭)」を指すほど定着しており、かの『源氏物語』にも登場。光源氏の妻・葵の上と六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)が祭りを見物するため、一条大路で車争いをしたエピソードを覚えている方も多いことでしょう。長い歴史のなかで賀茂祭が葵祭と呼ばれるようになったのは、江戸時代は元禄以降のこと。京の朝廷文化がもっとも華やかであった平安の古を偲び、御所車や御簾、神職の冠にいたるまで、すべて斎王(天皇家がつとめた)ゆかりの葵の葉で飾るようになってから称されるようになりました。

華やかな祭りにほんのり色づく「はねず色」

約140年の時を経て復活した「申餅(さるもち)」は、葵祭の味

京都御所を出発して下鴨神社、上賀茂神社を巡行する葵祭は、朝廷の行事であり貴族の祭りだったことから、華麗な衣装や装飾された美しい御所車などが見られる、豪華絢爛で麗しい祭りとして知られています。一方、その華やかさとは対照的に、祭りの名物として庶民に古くから親しまれていたのは、「申餅」というひと口サイズの慎ましやかな餅菓子。小豆のゆで汁でついた餅は「はねず色」と呼ばれる薄あかね色で、明け方に一瞬、空がほんのりとあかね色に染まる様子を表現。生命の生まれる瞬間を表しているといわれています。

下鴨神社の宮司だけが知る口伝の「葵祭の申餅」とは……?

申餅は「葵祭の申餅」と呼ばれ、祭期間中の申の日に食して、無病息災を願った故事に由来します。明治初年の法令制度化により販売も食べることも廃止されましたが、2010年、下鴨神社の宮司の口伝を頼りに和菓子店「宝泉堂」が約140年ぶりに復元しました。その味はというと、はねず色のやさしい色味にふさわしく、ほどよい柔らかさの餅と、そのなかに優しく包まれた粒感の残る小豆あんが甘美で美味。葵祭に訪れたのなら、かつては神前に御供されたという葵祭の味を、その雰囲気と一緒に味わってみてください。

文: 梶原知恵

写真提供:下鴨神社

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野菜って甘い! と感動する濃厚キャロットケーキ

ローズベーカリーのキャロットケーキ
ローズベーカリーのキャロットケーキ

<ローズベーカリー>キャロットケーキ 581円(税込)

伊勢丹新宿店の<ローズベーカリー>はファッションフロアにある穴場カフェ。ここで食べるならキャロットケーキと決めています。スポンジに練りこまれた刻みにんじんは野菜とは思えない甘さ!
クルミ、シナモンの風味もしっかりしていて、バニラビーンズたっぷりのクリームチーズと相性抜群。買って帰って食べるならぜひ常温で。クリームがいい具合にやわらかくなって濃厚さが増します。

文: FOODIE編集部

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記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館3階=ローズベーカリーにてお取扱いがございます。

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ほのかな甘さがいい。鈴懸の「栗きんとん」

鈴懸の栗きんとん
鈴懸の栗きんとん

<鈴懸>「栗きんとん」(1個)389円(税込)

口に入れた途端に広がる濃厚な栗の香り、ほのかな甘さは「栗そのもの」。<鈴懸>の「栗きんとん」の特徴は、まさにその「素材感」。材料は、加熱調理しても香りが濃く残るという兵庫県三田産の栗と、控えめに加えた砂糖。風味が濃厚なので、ワインやブランデーにもよく合います。グラス片手に味わってみては。

文: 山本千尋

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商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味(和菓子)/鈴懸にてお取扱いがございます。

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リスの瞳にロックオン♡愛らしいくるみのクッキー

くるみのクッキー大箱「キラリ(ありがとうございました)」
くるみのクッキー大箱「キラリ(ありがとうございました)」

くるみのクッキー大箱「キラリ(ありがとうございました)」(1箱/12粒)1,296円(税込)

※写真2枚目:チョコくるみクッキー小箱「こうもり(ハロウィン)」(1箱/6粒)648円(税込)、2017年10月31日(火)まで販売。

この箱を贈られた瞬間、リスの瞳に心を奪われてしまいました……!こんなに愛らしい贈り物は初めて。「ありがとう」のメッセージには思わずほろり。箱を開けて見ると、真っ白い粉糖に包まれた丸いクッキーがお目見え。くるみがたっぷり入っていてさっくりとした心地良い食感に、また嬉しさが。今なら、期間限定のハロウィンパッケージも登場しているということで、今度は自分で買いにいこう、と心に決めました!

文: FOODIE編集部

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記事で紹介している一部の商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味/西光亭にてお取扱いがございます。また、<西光亭>の一部商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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我が目を疑うインパクト!小布施堂の栗かのこケーキ

小布施堂の栗かのこケーキ ライオン
小布施堂の栗かのこケーキ ライオン

<小布施堂>栗かのこケーキ ライオン 1,296円(税込)

販売期間:2017年10月4日(水)〜2017年10月31日(火) ※写真のライオン像は2本使用しています。

これは……スフィンクス? いえ、正解はライオン。それも、日本橋三越本店の入口に鎮座している、あのライオンなんです! 一度目にしたら、忘れられなくなりそうな外箱を期間限定で採用したのは、栗好きなら知らない人はいない<小布施堂>。箱を開けると<小布施堂>を代表するお菓子「栗鹿ノ子」を丸ごと入れたパウンドケーキがお目見えします。三越オリジナルで、しかもインパクト大。話題性抜群の手土産をお探しの方は買いですよ!

文: FOODIE編集部

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記事で紹介している商品は、日本橋三越本店本館地下1階=小布施堂にてお取扱いがございます。

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全栗好きが泣いた「朱雀モンブラン」!

小布施堂Shinjukuの朱雀モンブラン
小布施堂Shinjukuの朱雀モンブラン

<小布施堂Shinjuku>朱雀モンブラン(1個) 1,620円(税込)

※販売期間:2017年10月4日(水)~2018年3月ごろまで

「栗の化身」の異名を持つ究極の栗菓子<小布施堂>の「栗の点心 朱雀」をご存知ですか? 長野県の小布施堂本店のみでしか食せない幻の逸品ですが、そのエッセンスを踏襲し、「持ち帰れる『朱雀』」として作られたのが、この「朱雀モンブラン」です。たっぷり絞られているのは、マロンクリームではなく、栗あん。モンブランでもあり、和菓子でもある……その無二の味わいは、ぜひ食べて確認を!

文: 斉藤彰子

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※数に限りがございますので、品切れの際はご容赦ください。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、2017年10月4日(水)〜2018年3月ごろまで伊勢丹新宿店本館地下1階=小布施堂 Shinjyukuにてお取扱いがございます。 

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