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2017.12.26

普通の黒豆の約3倍!「丹波黒大豆」はどうして高価なの?

丹波黒大豆の煮豆

おせち料理に欠かせない黒豆。中でも、誰でも一度は名前を聞いたことがあるであろう「丹波黒大豆」は、大粒かつ艶やかで甘露煮にすると絶品です! しかし、100グラム500円超という値段に驚いたことはありませんか? 丹波黒大豆が高価なワケ、そして美味しさの秘密を、黒豆卸店の老舗<小田垣商店>の山本哲さんに聞きました。

価格は一般的な黒豆の約3倍!

丹波黒大豆とは、兵庫県丹波地方発祥の「丹波黒」という黒色の大豆。高級豆として、全国的にも抜群の知名度・人気を誇る品種で、その値段はなんと一般的な黒豆の約3倍!

丹波黒豆、あるいはぶどう豆とも呼ばれ、粒が球形でとても大きく、表面に表皮を守るための白い粉が吹いているのが特徴です。兵庫県を始め、主に京都府、岡山県、滋賀県などで栽培されています。

どうしてそんなに高いの?

(左から)丹波黒大豆と一般的な黒豆

① 栽培は主に手作業

② 収穫量が一般的な黒豆の半分

③ 粒が国内最大級

山本さんによると、丹波黒大豆が高級なのは次のような理由があるといいます。

① 栽培は主に手作業

丹波黒大豆は天候の影響を大きく受けるデリケートな品種で、栽培がとても難しいといいます。その上、栽培期間の長い晩生の品種で、開花から登熟するまでの日数は、一般的な黒豆が70日なのに対し、丹波黒大豆は約100日もかかります。

「作業に機械を使用するとキズ豆や割れ豆が多くなってしまうため、植付けから収穫までの作業は主に手作業です」。丹波黒大豆は、人の手で丹精込めて大切に育てられているのです。

② 収穫量が一般的な黒豆の半分

丹波黒大豆は一般的な黒豆と同じ作付け面積で比較すると、収穫量は約半分! 栽培期間が長く手間がかかる反面、とても収穫量が少ない貴重な黒豆なんです。

「収穫量が少ない分、より一層丁寧に栽培・収穫できるので良質な黒豆ができます」

③ 粒が国内最大級

黒豆は、粒のサイズが値段に大きく影響します。縁起物として、粒が大きいほど「縁起が良い」「景気がよくなる」と重宝されるからです。

丹波黒大豆は、国内でも類のない極大粒。一般的な黒豆が直径8〜9mm程度であるのに対して、10〜11mmにもなります。並べて比較してみると、その大きさがよくわかりますね。

価格に納得! 美味しさの秘密とは?

丹波黒大豆の生豆

3つの理由から、高値がつく丹波黒大豆。その価値に見合うほどの見栄えと美味しさがあります。

丹波黒大豆は乾燥した状態でも大粒ですが、煮炊きするとさらに大きく膨らみ、一粒一粒に艶が出ます。この艶は、ハリがあり割れのない豆である証拠。丹波黒大豆の大きな特徴の一つです。

小田垣商店の大玉丹波黒大豆 飛切のパッケージ

<小田垣商店>大玉丹波黒大豆 飛切(300g) 1,605円(税込)
/大玉丹波黒大豆 飛切(新物)(300g) 1,644円(税込)12月上旬入荷予定

山本さんによると、この艶の秘密は収穫期の気候にあるのだそう。

「夜露や朝霧により豆の『さや』が濡れ、日中の晴天でそれが乾燥し、また夜露や朝霧で濡れる……その繰り返しによって、豆が丸くなり、傷や割れの少ない良質な黒豆になるんです」

ふっくらと炊けた黒豆は、もちもちとした独特の食感。家庭の味に煮て、豆だけでなく煮汁ごといただくのがおすすめだそうです。

高級かつ貴重な丹波黒大豆。普通のスーパーではなかなか出会えないことも多いですが、ぜひ食べてみたいという人は伊勢丹新宿店へ。粒の大きさが直径10.5mmの丹波黒大豆を取り扱っており、12月中旬からは今年採れたばかりの「新まめ」も出回るとのこと。

お正月は大粒の丹波黒大豆をおせちに加えて、新年の健康を祈りつつ、ちょっと贅沢な気分を味わってみませんか。

文: ケイ・ライターズクラブ

取材協力:<池利>神庭仁
写真:岡田一也(2〜4枚目)
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=シェフズセレクションにてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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