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2015.03.31

読み物・コラム

フランス流エイプリルフール「ポワソン・ダブリル」は、魚のパイで楽しもう

やけにリアルな魚のパイ。いわくありげなこちら、実は深い歴史と楽しいお遊びがこめられた、美味しい「あのお店」の特別なお菓子なのです。食べちゃう前にまずはご一読! 

始まりはグレゴリオ暦の改暦?

フランスではポワソン・ダブリル(4月の魚)と呼ばれる4月1日のエイプリル・フール。他の地域のエイプリル・フールと同じようにちょっとしたいたずらをしたり、ありえない嘘をついて楽しみます。 

この習慣と名前には諸説ありますが信ぴょう性が高いと言われているのが、グレゴリオ暦への改暦がきっかけという説。1564年にフランス王シャルル9世が新年初日を11日に改め、その後ローマ教皇グレゴリウス13世がこの新暦をキリスト教世界全体に広め、いわゆるグレゴリオ暦が根付きました。しかし旧暦ではマリアへの受胎告知を祝う41日を新年初日として贈り物を交換する風習がありました。なので改暦に反発する人達は旧暦新年を祝う習慣に固執し、のちに41日に偽のプレゼント(おもしろおかしなもの)を交換したり、互いにいたずらをしあって楽しむという新たな習慣がうまれたというものです。 

ではなぜ魚なのでしょう? これについてもいくつかの説があり、4月初めは魚の繁殖期で漁が禁止されていたため、漁師は偽の魚(ありえないもの)を贈り「四月の魚!」と大声で叫んだという説。また最近の説としては、41日はキリスト教徒にとって、肉食が禁じられる四旬節の後にあたり、魚はよく贈り物にされていたため、モチーフとなったというもの。 

現在は、子どもたちの間で、紙に魚の絵を書き、こっそり友だちの背中に貼り付けていたずらをしたり、「エイプリルフール」にちなんで、各メディアなどでもありえもしないでたらめな情報を流したりする習慣があります。いたずらが見つかったら「ポワソン・ダブリル!」と言ってからかうようです。 

伝統の魚のパイ「ポワソン・ダブリル」を再現!

41日が近づくと、フランスのお菓子屋さんや家庭では魚型のパイやムース、お菓子などをつくって食べたそう。いまでは店頭に並ぶのはイースター用の卵や動物の形をしたお菓子たち。中には魚の形のお菓子も並んでいますが、旧来の習慣であるポワソン・ダブリルとしてのスイーツをつくることは減ってきています。 

そんな中、この伝統的な魚型のパイを人気のブーランジュリー『デュヌ・ラルテ』が、伊勢丹新宿店だけの限定で再現するのだとか。もしいたずらをされても、こんなこだわりの美味しいパイをお詫びに差し出されたら、笑顔で許してしまうかもしれません! 41日からイースターの5日までの限定での販売予定というのも貴重な機会。 

今年のエイプリルフール、美味しい合い言葉は「ポワソン・ダブリル!」で遊びましょう! 

文: 藤木稚子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=デリ エ ブーランジュリー/デュヌ・ラルテにてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。