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2016.04.09

アディクト オ シュクル(都立大学)の正統派フランス菓子にメロメロ!

正統派フランス菓子にメロメロ! 大注目のパティスリー<アディクト オ シュクル>

東京・都立大学駅近くの住宅街に、2014年にオープンしたパティスリー<アディクト オ シュクル>。「甘いもの中毒」を意味する店名は、シェフパティシエール・石井英美さん自身の甘いもの好きが高じて……なのだそう。

オープンから2年たった今、そんな石井シェフがつくり出すフランス菓子にハマるファンが続出中! 今、絶対注目したいパティスリーの魅力をレポートします。

「甘いもの好き」が高じて、パティシエールに

アディクト オ シュクルの石井シェフ

取材に訪れたのは平日の昼さがり。木のぬくもりを感じる店内には、素朴ながら上品で趣のある焼き菓子や、焼き立てのヴィエノワズリーたちが並びます。そんなお店を切り盛りするのは、シェフパティシエール石井英美さん。

「昔から甘いものが大好きで、週末は1日に3~4軒ケーキ屋さんをハシゴしたりしていたんです」(石井さん)

そう語る石井さんがパティシエールの道に足を踏み入れたのは意外にも遅く、28歳のときだったそう。

「それまではアパレルや保育園で仕事をしていたんです。24歳のときにやっぱりこれだけ好きなのだから……と、パティシエールへの夢を持ったのですが、ずっと悩み続けてしまって。寝ても覚めてもお菓子のことばかり考え続けながら、28歳でやっと決心してお菓子の専門学校へ入りました」

 

目指すのは、「ごく当たり前のフランス菓子」

アディクトオシュクル店内イメージ

石井さんが、明確にフランス菓子に方向性を定めたのは、専門学校を経てのフランス留学時。現地のフランス菓子の味わいへの感動とともに、フランス人の食文化に大きく影響を受けたといいます。

「私がそれまで食べていたショートケーキやロールケーキなどのふんわり軽いケーキとは全然違う考え方なんですよね。例えばエクレアはよく焼き込んで苦みや固さがある生地だからこそ、やわらかいクリームと食感の層ができるし、上がけの糖衣(フォンダン)との味の相性もいい。複雑なバランスのとり方で濃厚な美味しさが生まれているんだ……ということに感動してしまって」

以来、<ヴィロン><アテスウェイ><ラデュレ>などのフランス菓子やブラッスリーの名店で修業を重ね、その腕を磨いてきたそうです。

「フランス菓子の魅力をそのまま日本にご紹介できれば、というのが、私のお菓子作りのコンセプト。ですので、うちのお菓子は本当にごく普通のものばかりなんです。フランス人が食べたら、『こういうお菓子、あるある』って思ってもらえるよう本場の味に近づけるのが目標です」

 

見つけたら必ず味わっておきたい3つのお菓子

2種のリキュールが香る「フレジエ」

アディクト オ シュクルのフレジエ

<アディクト オ シュクル>フレジエ 562円(税込)

ビスキュイ生地の間にバタークリームとカスタードクリームを合わせたクリーム、そしてしっかり酸味を感じるイチゴがサンドされた一品。正統派ながら、香りづけにちょっとしたこだわりが……。

「通常はビスキュイのシロップにキルシュだけを加える場合が多いのですが、ラズベリー酒も加えています。香りが豊かになり、味も華やぐんです」

香りの華やかさも手伝って濃厚な味わいなのに、甘さは控えめで後味さっぱり。

 

複雑で濃厚な大人の味「ショコラ ミュール」

アディクト オ シュクルのショコラ ミュール

<アディクト オ シュクル>ショコラ ミュール 562円(税込)

チョコレートケーキ好きなら絶対にチェックしたいのがこちら。

「土台にはマカロン生地、その上に濃いガナッシュクリーム、カシスとブラックベリーのジュレ、さらに泡立てた柔らかいガナッシュクリームをのせています」

食感が異なる濃厚なチョコレートの層が、口の中で複雑に広がります。ベリーの酸味がチョコレートの奥深い味わいを引き立てます。発売以来、お店でも屈指の人気を誇るメニューだそうです。

 

バターのリッチな香りとザクザクの食感がたまらない「パルミエ」

アディクト オ シュクルのパルミエ

<アディクト オ シュクル>パルミエ(3枚入り) 616円(税込)

甘くてほんのりしょっぱいハート形のパイ。大きく分厚い見た目がインパクト大ですが、食感を楽しむうちにペロリといけてしまいます。

「パイ生地に砂糖を織り込み、焼くことでパリパリのキャラメルにしたもの。普通はもっと小さいものが多いのですが、インパクトもあり見た目もかわいいかなと思いまして、この大きさにしました」

バターのリッチな風味とキャラメルの甘み・塩気の中に、ほんのりとした苦みも感じられ、奥深い味わいが楽しめます。

ほかにも、レモンの酸っぱさがクセになる「タルト オ シトロン シトロンヴェール」、栗の風味が濃厚な「モンブラン」や、毎朝10時に焼き上がる「フィナンシェ」もぜひチェックしたい人気商品。

一度食べると、ハマってしまうこと間違いなしの絶品フランス菓子を、ぜひ味わってみて!

文: 斉藤彰子

写真:菅井淳子
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

催物のご案内/店舗のご案内について

【催物のご案内】
<アディクト オ シュクル>は2017年10月4日(水)~10月10日(火)の間、伊勢丹新宿店本館地下1階=カフェ エ シュクレ/マ・パティスリーに出店いたします。

【店舗のご案内】
アディクト オ シュクル
東京都目黒区八雲1-10-6

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