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2016.02.25

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今注目の日本ワインの産地[山梨・富山・宮崎]を解説!

今、日本ワインが注目を集めています。居酒屋からビストロ、高級フランス料理店まであらゆる店が日本ワインをオンリストする時代に。百貨店の洋酒売場をはじめ、町の酒販店にもたくさんの日本ワインが並んでいます。そこで三越伊勢丹の和洋酒アシスタントバイヤー、岩城和子さんに日本ワインの魅力や愉しみ方について話を伺いました。

 

なぜいま、日本ワインなの?

「ここ数年で、日本国内のワイナリーの数は飛躍的に増えています。10年ほど前、ワイン特区が制定され、少ない醸造量でワイナリーを設立できるようになったのがきっかけです。古くからあるワイナリーのワインの品質が高まるのと同時期に、ぶどう栽培から手がける小規模ワイナリーが数多く誕生したことで、味わいのバリエーションが生まれました。さらに、2020年の東京オリンピックに向けて、多くの人が日本に目を向けるようになっています。これら複合的な要素で、これまでにない日本ワインブームが巻き起こっています」(岩城さん)

注目の産地①【山梨】 ワインのバラエティ豊かな、伝統産地

中央葡萄酒の畑の様子

「日本を代表する伝統産地で約80軒ものワイナリーが存在し、個性やバリエーションが豊かです。デイリーなワインを造るワイナリーから国際的なコンクールで評価されるワイナリーまで層が厚いのも魅力です」

 
グレイス トラディショナル メソッド 2011(750ml)7,560円(税込)

グレイス トラディショナル メソッド 2011(750ml)7,560円(税込)

注目のワイナリー:中央葡萄酒

世界に通用する銘醸ワイン造りを目指して挑戦し続ける老舗ワイナリー。自社農園のシャルドネだけを使用し、瓶内二次醗酵によって仕上げられたシャンパーニュスタイルの本格スパークリングワインは、3年の瓶内熟成期間を経てリリースされる、製造本数わずか1,362本の希少品です。

 

甲州古曲1993(720ml)11,500円(税込)

甲州古曲1993(720ml)11,500円(税込)

注目のワイナリー:まるき葡萄酒

自然なワイン造りを実践する日本最古のワイナリー。若飲みが一般的とされる甲州種で熟成を目指す「甲州古曲1993」は、気品高い酸味が余韻を引き締め、飲みごたえは十分。熟したグレープフルーツやリンゴ、ライチを連想させるアロマとフレンチオーク熟成によるバニラ香、ハチミツやカラメル香が程よく溶け込んだグラマラスな白ワインです。

 

注目の産地②【富山】ここ数年で、注目度急上昇

セイズファームからの眺め

「ワイン産地というイメージがなかった富山ですが、2008年、ぶりで有名な氷見港を見下ろす丘の上に新しいワイナリーが誕生しました。地元の老舗魚問屋が母体とユニークで、氷見の食材を使った素敵なレストランや1日1組限定のゲストハウスを備えたスタイルにも注目が集まっています」

 
オジコシャルドネ2014(750ml)2,571円(税込)

オジコシャルドネ2014(750ml)2,571円(税込)

注目のワイナリー:セイズファーム

氷見のテロワールを表現すべく、ステンレスタンクで醸造。清々しいフルーツのアロマと鉱物的なニュアンスが、口の中をリフレッシュさせてくれます。海辺のワイナリーらしいミネラリーな白ワインは、白身魚や甲殻類と好相性。冷やしすぎると香りが立ちにくくなるので、10~12℃の間がおすすめです。

 

注目の産地②【宮崎】土地と向き合い、高品質ワインを造り出す

都農ワイン

「台風の通り道で、ぶどう栽培が難しいとされてきた地域でも、品質の高いワインが造られるようになりました。その土地の自然に向き合い、栽培、醸造面で研究を重ねて造るワインには日本人のクラフトマンシップが表れています」

 
テンプラニーリョ プライベートリザーブ2013(750ml)3,501円(税込)

テンプラニーリョ プライベートリザーブ2013(750ml)3,501円(税込)

注目のワイナリー:都農ワイン

台風が襲来するデメリットを克服し、地元に愛されながら共に歩み続けるワイナリー。2013年は梅雨の影響を受けず、ぶどうの成熟期に恵まれ、しっかりと成熟した上質のぶどうでワイン造りができました。プラムやベリーに加え、スパイシーな香りと心地よいタンニンが楽しめる1本。肉料理との相性も抜群です。

 

日本ワインならではの愉しみ方は?

「日本ワインの第一の魅力は、身近さにあります。地名を聞いてすぐに場所がイメージできるのは、日本のワインならではですよね。見学ができるワイナリーも多く、訪れれば言葉の壁なく造り手の考えを直接聞くことができます。ワインはぶどうだけを原料に造られるお酒で、ぶどうは土地の気候風土が育むもの。どのワインにも、その土地の特徴が表れているので、同じ地方で獲れる食材や郷土料理と相性がいいです。気になる産地やワイナリーがあればそこから、なければ故郷や近隣のワイナリーからと、身近に感じるところから手に取って、料理と一緒に愉しんでみてください」

文: 佐々木ケイ

写真:Thinkstock/Gettyimages(1枚目)
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
※未成年の飲酒は、法律で禁止されています

バイヤー・スタイリスト / 岩城和子
三越伊勢丹 和洋酒アシスタントバイヤー。ワインを専門に扱うようになって8年、現在は、伊勢丹新宿店のグランド カーヴを担当。仕事柄、日々世界中の魅力的なワインと出会う。プライベートでも、ワインは幅広くオールマイティに愉しんでいる。ワインのお供であるお料理は、目下勉強中。

催物のご案内/商品の取扱いについて

【催物のご案内】
Vins et voyages 世界を旅するワイン展 ~パンとチーズをカバンにつめて~
2016年2月24日(水)~29日(月)最終日午後6時終了
伊勢丹新宿店本館6階=催物場
今回は「造り手の個性」にスポットをあて、世界のワインをご紹介。
また、「パン」とのマリアージュや日本のワイナリーにも注目し、その魅力をお愉しみいただけます。

【商品の取扱いについて】
本記事でご紹介したワインは、2016年2月24日(水)~29日(月)伊勢丹新宿店本館6階催物場にて開催される
「Vins et voyages 世界を旅するワイン展 ~パンとチーズをカバンにつめて~」にてお取扱いがございます。

伊勢丹オンラインストアでは、2016年2月11日(木・祝)午前10時~3月28日(月)午前10時まで、「2016SPRING LIQUOR SELECTION 春のワイン・洋酒・日本酒・TSUMAMI 通信販売」を開催しております。

 

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