キッチンを備えたサロンでのイベント

 「KYOCA Food Laboratory」(以下、KYOCA)は、京都市中央卸売市場の隣に建つ「京果会館」をリノベーションした複合商業施設。青果の卸売りを行う京都青果合同株式会社の子会社が1970年に建てた社屋で、建物の老朽化が進んでいたため取り壊しが決まっていました。

しかし、「食の情報の拠点」として利用できないかというアイディアが浮上。2014年春、同社の「地場の野菜を大切にする」スピリットを受け継いだ施設として生まれ変わりました。

存在感のある「青果の総元締め」だった建物  

「KYOCA Food Laboratory」の外観

 「京都中央卸売市場の隣に建ち、青果の総元締めとしての存在感があるこの建物をなくしてしまうのはもったいないと思ったんです。生産者と消費者がつながる場、食の情報を発信する場にしたいと考え、リノベーションを提案しました」

そう話すのは、KYOCAをプロデュースした岡村充泰さん。ソーシャルイノベーターとしても幅広く活動する、ウエダ本社の社長です。

京都 ショコラボの様子

京都 ショコラボの様子

1階と2階はテナント、3階はイベントスペース、4階〜5階は住居になっているKYOCAでは、「食」をキーワードに買うこと、知ること、住まうことが一施設で展開されています。

1階には、耕作放棄地を再生するため就農者を育て、その生産者が育てた作物を販売する八百屋「My farmer」のほか、京野菜を取り入れたメニューを提供するレストランが入居。2階には、障がい者とパティシエがコラボレーションする工房「京都 ショコラボ」のほか、ハラールパンを開発する店や日本酒の研究所など、ユニークな施設が軒を連ねています。

「食」に関するあらゆる立場の人が集う

サロンで開催されるイベントの様子

3階にあるのは、キッチンを備えたサロンと、100名が収容できる講堂「hacoba」。日頃から、ワークショップやセミナーが開催され活気に満ちています。

「作り手の想いを感じられる日を一日でも増やそう」をコンセプトに不定期で開催されるイベント「/365(サンロクゴ!)」では、生産者や料理人、「食」に関するNPO法人の代表などをゲストに招き、料理家が作った料理を中心に大勢でテーブルを囲んでいます。参加者は主にSNSで参加を表明。

季節ごとに開催される「FARM to TABLE」は生産者、加工者、消費者の交流を目指し、生鮮食品や加工食品の販売や、調理体験、食にまつわる展示などが行われ、子供から大人まで多くの来場者で賑わいます。このほか、料理教室の主宰者や食育関係者らを囲んで新しい食のあり方を考えるトークセッション「あたらしいフード会議」の開催も回数を重ねています。

食に関心が高い人が集う場所となった結果、今や設立時には想定しなかったイベントも開かれるようになり、先日は「食」をテーマにした結婚式が行われました。

4階~5階のレジデンスは、食に関心のある方々の住居や事務所として、また長期滞在の拠点として利用されています。

KYOCAに集う人の力で地方を元気に

こうしてKYOCA全館を見渡すと、食との向き合い方は立場によって随分異なることがわかります。作物を育てる人、研究をする人、調理をする人、食で交流する場を作る人、それを楽しむ人……。

岡村さんは「KYOCAに集う人の力を通して、全国の地方を元気にしたい」と言います。

「京都中央卸売市場には、競りのために全国から生産者が訪れます。隣接するKYOCAにも足を運んでもらい、さまざまな角度から食について学ぶことで、地元の産物の発信方法のヒントをつかんでほしい」

青果の総元締めとして物流をコントロールしていた場所が、食の情報を発信する場所へ。KYOCAでは今日も食に関する新しいアイディアが生まれ、発信されています。

文: 黒田弓子

写真:増田えみ、KYOCA(1枚目と4枚目)
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。

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秋グルメの最高峰!? トリュフ香る贅沢スープ

カフェプルニエパリのクリームスープ バゲット付
カフェプルニエパリのクリームスープ バゲット付

<カフェ プルニエ パリ>クリームスープ フレッシュトリュフを添えて 3,240 円(税込)

パリ・マドレーヌにあるカフェレストラン<カフェ プルニエ>の日本第一号店が、2018年10月5日(金)に伊勢丹新宿店にオープン! ぜひとも味わいたい季節限定メニューがこのスープ。イタリア産フレッシュ黒トリュフと、フォアグラを贅沢に使った一品です。添えられたエディアールのバゲットに、卵黄を溶かしたスープをたっぷりとしみ込ませれば、さらに美味しさ倍増! スープボウルから立ち上るスライストリュフの香りと、濃厚なフォアグラ、クリームスープが三位一体となって醸し出す、美食体験をぜひ!

※取扱い:伊勢丹新宿店
※販売期間:10月17日(水)~31日(水)

文: 原口りう子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=プラ ド エピスリーにてお取扱いがございます。またピエール・エルメ・パリの商品の一部は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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1粒300円超え! 地味だけど唸る美味しさ

ぼうだい本舗の露渋栗
ぼうだい本舗の露渋栗

<ぼうだい本舗>露渋栗(1個入り) 335円(税込)

京都の老舗甘納豆店<ぼうだい本舗>の「露渋栗」は、なんと1粒300円を越える高級和風グラッセ。ちょっとしたケーキほどのお値段ですが食べてみれば納得。口の中に広がる上品な味わいは、熊本県産の和栗本来の甘さ。濃いめのほうじ茶と一緒に食べれば、至福の瞬間が訪れます。素材の味を生かす丁寧な仕事に、食通のあの人も唸るはず。ここぞというときの手土産におすすめです。

※取扱い:伊勢丹新宿店

文: 嘉藤美保子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味/名匠銘菓にてお取扱いがございます。 
また、伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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まるでお茶漬け!? だしで食べる和風グラノーラ

久右衛門のだしで食べるグラノーラセット
久右衛門のだしで食べるグラノーラセット

<久右衛門>だしで食べるグラノーラセット(1セット/グラノーラ200g・久右衛門だし×5包)1,685円(税込)

新感覚のグラノーラが<久右衛門>から登場しました。大麦をベースに、大豆、そば、えのき茸、くるみを加え、味噌で焼き上げた国産素材の和風グラノーラ。ここに、だしパック「久右衛門だし」で抽出した相性抜群のだしをかけていただきます。いわし煮干し・かつお節・焼きあご・昆布・椎茸など国産素材だけを贅沢に使用した芳醇なだしと、滋味豊かなグラノーラが混ざり合い、味わいや食感の変化を時間とともに楽しめます。クセになるこの美味しさを、ぜひ一度お試しあれ。

※取扱い:伊勢丹新宿店、伊勢丹オンラインストア
※販売期間:2018年9月19日(水)~10/2(火)

文: 香取里枝

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は2018年9月19日(水)~10/2(火)の間、伊勢丹新宿店本館地下1階=粋の座/久右衛門にてお取扱いがございます。また、<久右衛門>の一部商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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期間限定の甘い幸せ♡ ピエール・エルメの焼きたてヴィノエワズリー

クロワッサン オ ザマンド
クロワッサン オ ザマンド

<ピエール・エルメ・パリ>クロワッサン オ ザマンド (1個/日本製)486円(税込) 

<ピエール・エルメ・パリ>からこの期間、伊勢丹新宿店限定でクロワッサン オ ザマンドがお目見え。クロワッサンの中に、コクのあるくるみと華やかな香りのヘーゼルナッツ風味のアーモンドペーストが入っていて、今まで食べたことのない深みのある味わい! 外はサクサク、中はしっとりした生地の食感も楽しめるところは、さすが“パティスリー界のピカソ”と称される巨匠のヴィノエワズリー。1日2回焼き立てが届けられる、2週間だけのお楽しみです。お見逃しなく!

※取扱い:伊勢丹新宿店
※販売期間:2018年9月19日(水)~ 10月2日(火)、各日平日100点限り、土・日・振替休日各日120点限り
※販売時間:午前10時30分~、午後14時~

文: 松本いく子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、2018年9月19日(水)〜10月2日(火)までの期間中、伊勢丹新宿店本館地下1階=グラン アルチザン/ピエール・エルメ・パリにてお取扱いがございます。<ピエール・エルメ・パリ>の商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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優雅なお月見にいかが? <ピエール・エルメ・パリ>のオリジナル月餅(ムーンケーキ)

Assortiment de 4 Mooncakes ムーンケーキ 4個詰合せ
Assortiment de 4 Mooncakes ムーンケーキ 4個詰合せ

<ピエール・エルメ・パリ>Assortiment de 4 Mooncakes ムーンケーキ 4個詰合せ (1箱・要冷蔵/日本製)3,888円(税込)

9月24日は、中国の中秋節。1年でもっとも美しい満月がみられる日として、古くから月餅を食べる習慣があるのだとか。その月餅を、パティスリー界の巨匠、ピエール・エルメが作ったら……。昨年発表して人気を博した「ムーンケーキ」が、今年は伊勢丹新宿店に登場します。風味あふれるローズ入りアーモンドビスキュイ、ライチのパート・ド・フリュイ、フランボワーズの3つが見事に調和する「イスパハン」は、優雅なおいしさにうっとりしてしまいます。ほかに、柚子と抹茶が香る「テベール エ ユズ」、ショコラとプラリネを組み合わせた「プラリネ エ ショコラ」、アーモンドとバニラの香り高い「アンフィニマン ヴァニーユ」の全4種類が1箱に。パリや香港では“お月見”に家族や親しい人と食べる、人気のアイテムなのだとか。満月の夜の手土産にしたら自慢できそう。

※取扱い:伊勢丹新宿店
※販売期間:2018年9月1日(土)~ ※予定数なくなり次第、販売終了

文: 松本いく子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、2018年9月1日(土)〜数量限定で、伊勢丹新宿店本館地下1階=グラン アルチザン/ピエール・エルメ・パリにてお取扱いがございます。<ピエール・エルメ・パリ>の商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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