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2015.11.24

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ソムリエ直伝! シャンパーニュとスパークリングの使い分けメソッド

シャンパーニュ、宮沢ソムリエ

ポンッ! 軽やかな開栓の音とともに、シュワシュワッと弾ける泡。

パーティのはじまりは、華やかなスパークリングワインがよく似合いますよね。クリスマスや年末年始に向けて飲む機会が増えるお酒です。「泡=シャンパーニュ」というイメージがありますが、スパークリングワインには、ほかにもさまざまな絶品銘柄が存在します。

「スパークリングワインのなかでもシャンパーニュ地方で造られた特別なブランドをシャンパーニュといいます。しかし『ブランド=おいしい』という考えは間違い。好みやシーンで使い分けてこそ、スパークリングワインの楽しさが広がりますよ」

そう話すのは、「泡が大好き!」というソムリエ・宮沢典芳さん。今回は、シャンパーニュをはじめとする実力派スパークリングワイン4本を紹介。見た目、味を徹底比較しました。

テイスティングの3ポイント

シャンパーニュ、スパークリングワインの瓶

左から順に、

  • シャンパーニュ 
    <ドゥーツ>ブリュット・クラシック(フランス、シャンパーニュ地方)

  • クレマン 
    <シャンピー>クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ノワール(フランス・ブルゴーニュ地方)

  • フランチャコルタ 
    <サントゥス>フランチャコルタ・ブリュット(イタリア)

  • カヴァ
    <カン・フィクセス>ウゲット・グランレゼルヴァ・ブリュット・クラシック(スペイン)

スパークリングワインには、瓶内発酵によって自然に炭酸を生む方法と、人工的に炭酸を加える2つの製法がありますが、この4本はすべて瓶内発酵。同じ製法で造られています。

 
グラスに注いだシャンパーニュ、スパークリングワインの瓶

(左から)シャンパーニュ(フランス・シャンパーニュ)/クレマン(フランス・ブルゴーニュ)/フランチャコルタ(イタリア)/カヴァ(スペイン)

グラスに注いでみると、色や泡の違いは歴然です。

宮沢さんが話すスパークリングワインのテイスティングポイントは3つ。

  1. 泡の粒の大きさ

  2. 泡が上がるスピード

  3. 表面の泡の持続力

ブドウの品種や地域、熟成期間による炭酸の含み具合によって、同じ泡でも差が生まれ、飲み口や味の感じ方に影響を及ぼすそうです。それでは、いよいよ4種の違いを飲み比べしましょう。

濃密で細かい泡のシャンパーニュは冬にぴったり

シャンパーニュ

<ドゥーツ>ブリュット・クラシック(750ml)7,344円(税込)

まずは「シャンパーニュ」。色は透明感あるホワイト、たっぷり濃密な泡は持続力も抜群です。

「このシャンパーニュはスパークリングより長い3年熟成。そのため繊細できめ細かい泡を楽しめます。アミノ酸が多く、濃厚で複雑なうまみが特長です」

うまみの濃いシャンパーニュは、食前酒としてだけでなく肉料理と合わせるのがおすすめ。こっくりした濃い味が恋しくなる冬にこそ飲みたいスパークリングです。

 

ワイン好きが指名買いするブルゴーニュの泡

クレマン

<シャンピー>クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ノワール(750ml)3,240円(税込)

まるでロゼワインのようなピンクに、穏やかな泡立ち。ワインで有名なブルゴーニュ地方のスパークリング「クレマン」です。シャンパーニュと同じ製法ながら、ピノ ノワールという黒ブドウ1種類のみで造られており、果実の香りを感じることができます。

「シャンパーニュに比べて酸は控えめで、赤ワインのニュアンスがありますね。シャンパーニュと近いタイプですが、肉料理でも少しライトなパテなどに合わせてもいいと思いますよ」

ブルゴーニュワインファンが「このメゾンの泡なら飲んでみたい!」と手に取る「指名買い」が多いそう。まさにワイン好きのためのスパークリングといえます。

 

フルーティなイタリアンスパークリングは乾杯に

フランチャコルタ

<サントゥス>フランチャコルタ・ブリュット(750ml)4,320円(税込)

続いてはイタリアの「フランチャコルタ」。色はややイエローで、泡は上っては消えていきます。この儚くソフトな泡も立派な個性。

「スパークリングは、造られる地域が北にいくほど『酸』が出て、南ほど『果実感』が出てきます。フランスよりも南部に位置するイタリアのフランチャコルタは、酸味・うまみではなく、果実感・甘みを楽しむタイプ。泡が消えるスピードはやや速めですが、やわらかな舌触りと軽さがあります」

「フランチャコルタ」は、食前酒向き。ブドウの甘みをすっきりと堪能してください。

 

スペインのドライなカヴァはビール感覚で!

カヴァ

<カン・フィクセス>ウゲット・グランレゼルヴァ・ブリュット・クラシック(750ml)3,564円(税込)

ラストは、スペインバルですっかりおなじみのスパークリング・カヴァ。立ちのぼる泡はスピード感があって荒々しい印象。持続時間は短く、泡の粒は大きく、口の中で実感できるほどです。

「すっきりした飲み口と泡の持続感はイタリアの『フランチャコルタ』に似ていますが、苦みを伴うビターなドライさ、しっかりとボディがあります。そのためスパークリングというよりもビールのような感覚で飲んでも面白いタイプですね」

こちらも食前酒向け。ぐいっと軽やかに、存在感ある泡の喉ごしを楽しんでください。

 

シーンに合わせて使い分けて

同じスパークリングワインでも、料理に合うもの、食前酒として飲みたいもの、上品な酸味があるもの、しっかりしたフルーティさがあるものと、実に多彩。人によって好みも分かれそうです。

「泡の繊細さとうまみを楽しむなら、これからの季節はシャンパーニュが魅力的。一方で、クレマンやフランチャコルタ、カヴァなどそのほかのスパークリングワインは飲み口の軽さや果実のシンプルな味わいがいいですよね。特別なシーンではシャンパーニュを選び、気軽なホームパーティや日常使いではスパークリングワインという風に選んでみてください」

上手に使い分ければ、今年はスパークリングワインを楽しむ機会が増えそうです。みんなが集まる華やかな夜は、バラエティ豊かな泡で乾杯しましょう!

文: 大久保敬太

写真:八田政玄 
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
※未成年の飲酒は、法律で禁止されています。

バイヤー・スタイリスト / 宮沢典芳
伊勢丹新宿店本館地下1階「グランド カーヴ」のソムリエ。年1回は、フランスのシャンパーニュ地方へ足を運ぶほど、泡が大好き! 毎日、シャンパーニュが飲めるような生活にあこがれつつ、日常ではビールやハイボールなどの泡も楽しんでいる。 趣味は、スタジアムでのサッカー観戦。ひいきのチームは、地元の柏レイソル。

催物のご案内/商品の取り扱いについて

【催物のご案内】
ノエル・ア・ラ・モード 〜シャンパーニュの祭典〜
開催期間: 2015年11月25日(水)~11月30日(月)最終日午後6時終了
開催場所: 伊勢丹新宿店本館6階=催物場
「未来につなぐシャンパーニュ」をテーマに、今年も「ノエル・ア・ラ・モード」が開催されます。会場では、各生産者がおすすめするアイテム、新しいシャンパーニュの愉しみ方を提案するイートインコーナーなどを通して、シャンパーニュの「現在」と「未来」をご紹介します。

【商品の取扱いについて】
記事でご紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=グランドカーヴにてお取扱いがございます。伊勢丹のワイン・洋酒サイトGrande Cave Onlineでは、オンラインショッピングをはじめ、プロモーション・イベント情報など、旬なワイン情報をお届けしています。 

また、<ドゥーツ>の商品は三越伊勢丹ラグジュアリーオンラインストアNOREN NORENでもお取扱いいたしております。

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