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2015.09.12

旬の「サンマ」や「鮎」がより美味しくなる、和食器の選び方

さんまを盛り付けた和食器

秋は山菜から魚介類まで美味しいものが揃う季節。その中でも、食卓に並ぶ定番料理といえば「サンマの塩焼き」ですが、シンプルな料理ほど、盛り付けを変えただけで豪華になりますよね。そこで、食卓に彩りを加え、焼魚の美味しさを引き立たせる「和の器」の選び方と、盛り付けのコツを伊勢丹新宿店和食器ブロックリーダーの矢島有希子さんに教えてもらいました。

サンマを引き立てる和皿の選び方

信楽焼のさんま皿

<へちまん>信楽焼のさんま皿 2,376円(税込)

「光物であるサンマの光沢が映える器としておすすめなのが土器ものです。『信楽焼のさんま皿』なら、刀剣を連想させるサンマのシャープなシルエットと輝く白銀のボディの美しさをより引きたたせてくれます。あまりに細長いタイプより、大根おろしや骨などを置けるスペースを考えて、横30cm、縦15cmくらいのものがおすすめです」と矢島さん。

小物で季節感をプラス

輪島キリモトの智頭杉ティーマット

<輪島キリモト>智頭杉ティーマット 8,640円(税込)

  • カラフルな箸置きで和食器のアクセントに

皿を季節ごとにイチから揃えるのは大変。箸置きなら気軽に買えて、四季も感じさせてくれます。ここでは、オレンジや黄色の鮮やかさが色合いのアクセントにも。

  • 木のティーマットなら来客用食器に最適

漆黒のボディと美しい木目が特徴の<輪島キリモト>智頭杉ティーマットを使えば、和皿の雅さをより際立たせてくれるので、来客用食器のプラスアルファとして申し分ないはずです。拭漆(ふきうるし)仕上げを施しているため、ティーマットとしてだけでなく、お皿としても使えるので便利です。

白皿で素材本来の『らしさ』を演出

サンマ以外にも、秋には落ち鮎やアオリイカなど、旬の魚介はいろいろ。それらも美味しく見せる、1枚持っておくと便利なのが白皿。鮎ならではの優雅な姿は、やはり白皿にこそ映えるのではないでしょうか。ちなみに矢島さん自身が白皿に合わせたいと考えているのがアオリイカだそう。

「アオリイカの透明な外見は、白皿に盛りつけることでより洗練された印象に。アオリイカ自体の旬は春から夏にかけてと思われがちですが、春夏に生まれた幼体がちょうど成長してくる秋は、隠れた旬と呼べるでしょう。白皿が透ける透明感のある食材で、彩りが増す秋の食卓に、上品なアクセントをつけてみてください」と矢島さんは語ってくれました。

食卓に彩りを添える「和食器」をどうぞ

四季折々の食材に満ちた日本の食卓には、季節感あふれる食材が並びます。そんな食材の良さをさりげなく増幅させてくれる「和の器」。食器も衣替えのシーズンなので、この機会に食卓のパートナーを探してみてはいかがでしょうか。

文: 井上晋太郎

写真:小原達郎
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

バイヤー・スタイリスト / 矢島有希子
伊勢丹新宿店和食器ブロックリーダー。シックで趣きのある和食器には目がないとのこと。お客さまに「食材のおいしさを引き立てる器」を紹介できるよう日々勉強している。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館5階=キッチンダイニング/和食器にてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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