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2018.01.05

サロン・デュ・ショコラ2018、注目のショコラティエはこの5人!

アンテュイション バイ ジェローム・ドゥ・オリヴェラのアソートメント

チョコレートの祭典「SALON DU CHOCOLAT(サロン・デュ・ショコラ)」。開催16回目を迎える2018年は、世界約15ヵ国から過去最多の108ブランドが集います。ショコラファンなら見逃せない18の新規ブランドが初出店し、さらに世界的人気を誇る<パトリック・ロジェ>が4年ぶりに復活するというニュースも! なかでも特に注目のショコラティエについて、担当バイヤーの五十嵐美香さんに聞きました。 

 

要チェック! 若手実力派が初登場

【ジェローム・ドゥ・オリヴェラ】権威あるパティスリー国際大会で最年少優勝

アンテュイション バイ ジェローム・ドゥ・オリヴェラのアソートメント 24P、アンテュイション バイ ジェローム・ドゥ・オリヴェラのタブレット フーレ プラリネ レ、ジェローム・ドゥ・オリヴェラ

<アンテュイション バイ ジェローム・ドゥ・オリヴェラ>アソートメント 24P 11,880円(税込)タブレット フーレ プラリネ レ 3,240円(税込)

しずく型ショコラがトレードマークのブランド<アンテュイション バイ ジェローム・ドゥ・オリヴェラ>。ショコラティエのジェローム・ドゥ・オリヴェラは、弱冠23歳で権威あるパティスリー国際大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」にて史上最年少優勝を果たした実力派。出身地リヨン近辺の名パティスリーやホテルで経験を積み、現在は南仏カンヌなどに3店舗を構えています。

「可愛らしいしずく型のショコラは口溶けがよく、キャラメル、ガナッシュ、プラリネなど、日本人にも親しみのある味のバリエーションが楽しめます。しずくの連なったタブレット(写真中央)を何人かで分け合うのもおすすめです。南仏らしい陽気な雰囲気が表れたパッケージのデザインにも注目してほしいですね」

【カンタン・バイィ】郷土愛あふれるユニークなデザイン

2017年に出身地のフランス・リールにショコラショップをオープンした<カンタン・バイィ>。パリのパティスリーやMOF(フランス国家最優秀職人章)のブーランジェリーなどで経験を積み、2013年には「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」で優勝。商品のひとつ「ブリケット デュ ノール」は、「レンガの街」と呼ばれるリールを表現したユニークなデザインが印象的です。

「老若男女が親しめるようなシンプルで優しいフレーバーのショコラが多く、ショコラティエ自身の真面目な人柄が感じられます。リールへの郷土愛あふれる『ブリケット デュ ノール』は、パウダー状にした自家製スペキュロス(クッキーのような焼き菓子)、ミルクチョコレート、塩、バニラなどを合わせたもので、シナモンなどのスパイスが香り、ザクザクとした食感が楽しめます」

【ニコラ・アレウィン】すべての商品にキャラメルを使用

キャラメル、ショコラ、プチガトーなど幅広い商品を展開し、そのすべてにキャラメルを使用する<キャラメル パリ>。ショコラティエのニコラ・アレウィンは、パリの老舗パティスリー<ラデュレ>で10年間の経験を積み、2016年にパリで自身のショップをオープン。2017年にはパリのサロン・デュ・ショコラにも登場し、注目を集めています。

「アレウィンが故郷・ノルマンディーで昔から食べていたキャラメルをコンセプトにしたブランド。人気商品のひとつである細長いボンボンショコラ(写真左)は2層構造になっていて、上の層にはキャラメル、下の層にはナッツやフルーツのガナッシュが。さまざまな素材とキャラメルの相性の良さを存分に堪能できるアソートがおすすめです」

【マレーン・クーチャンス】ベルギー発、色鮮やかなクリエイション

ベルギー第3の都市ヘントにショップを持つ<マレーン・クーチャンス>。ベルギーの老舗パティスリー<デュコブ>で経験を積んだのち、香港のペニンシュラホテルにてシェフショコラティエを務めました。「ベルギーチョコレートマスターズ」金賞受賞のほか、数々の国際コンクールでも高評価を獲得している若手の注目株。彼が手がけるショコラの最大の特徴は、鮮やかな色使いです。

「クーチャンスのショコラはアーティスティックなデザインで美しいものばかり。その彩色は、なんとスプレーなどを使って施すそうです。野イチゴ、ライム、バナナなどフルーティなものから、スパイシーでさわやかな「バジル レモン」まで、幅広いフレーバーがあるのも魅力。代表的なフレーバーが楽しめるアソートは、サロン・デュ・ショコラでぜひチェックしていただきたいですね」

世界的人気ショコラティエが4年ぶりに登場!

【パトリック・ロジェ】独創的なショコラを生み出し続ける芸術家

美しいドーム型ショコラで知られ、世界的な人気を誇る<パトリック・ロジェ>が4年ぶりに「サロン・デュ・ショコラ」に復活します。2000年にMOFを授与され、独創的でクオリティの高いショコラを生み出し続けるロジェ。自身のショップにはまるで芸術作品のようなチョコレートの彫刻が飾られ、ショコラティエとしてだけではなく、アーティストとしての創作でも人々を魅了しています。

「こだわりが強く、職人気質なロジェのショコラ作りは芸術の域。ドーム型ショコラのアソート『ボワット ドゥミ スフェール』は、ライム風味のキャラメル、柚子とバーベナ(ハーブの一種)のガナッシュ、蜂蜜風味のキャラメルの3種が味わえ、1粒1粒のカラーグラデーションは美しい絵画のようです。またプラリネにも定評があり、2018年のサロン・デュ・ショコラでは、フランス国内でもなかなか販売されない特別なアーモンドを使ったショコラも展開されるので、ファンの方々にぜひゲットしていただきたいです!」

五十嵐さんによると、2017年までのサロン・デュ・ショコラは、世界的な有名ブランドを主軸に展開されてきましたが、2018年は「若手」にもスポットを当てたラインアップになっているそう。

個性的なショコラティエたちが織り成す、まだ見ぬチョコレートの世界。年に一度の夢の祭典で、甘い誘惑にどっぷり浸ってみませんか。

文: 佐藤優香

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

バイヤー・スタイリスト / 五十嵐 美香
サロン・デュ・ショコラ担当アシスタントバイヤー。販売経験含めサロン・デュ・ショコラに携わるのは8年目。「お客さまに喜んでもらえるかを第一に、そして自分自身が感動した商品を誰かに伝えたいという思いで商品を選んでいます」

催物のご案内/商品の取扱いについて

【催物のご案内】
「サロン・デュ・ショコラ2018」
開催期間:2018年1月22日(月)~1月28日(日)(午前10時~午後8時)
会場:新宿NSビル 地階=イベントホール(東京都庁舎隣り)
1995年からパリで始まった世界最大のショコラの祭典。「ショコラの偉大なる冒険」をテーマに、世界約15ヵ国から集結する約108ブランドをラインアップします。
入場は予約制で、時間帯別の入場チケットの購入が必要です。詳しくは公式ホームページでご確認ください。

【商品の取扱いについて】 
記事で紹介している商品は、2018年1月6日(土)午前10時〜1月30日(火)午前10時の期間中、伊勢丹オンラインストアにてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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