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2015.08.16

色鮮やかな南部鉄器のティーポットで、テーブルに新しい彩りを

色鮮やかな南部鉄器のティーポットで、テーブルに新しい彩りを_1

日本の伝統工芸『鉄瓶』って、一度は憧れたことがありませんか? その一方で、扱い方が難しそうに思えて、気軽に手にしづらいという印象も……。

そんななか、黒一色だった南部鉄器のイメージを覆すカラフルな「南部鉄器カラーポット」が人気を集めているんです。

欧州で人気の新感覚・南部鉄器

「南部鉄器は、約400年の歴史を持つ、岩手県盛岡市の伝統的工芸品です。また、鉄瓶は保温性が高く、陶器や磁器に比べて割れにくいうえ、鋳物ならではの温かみのある素材感が特徴です。その魅力はそのままに、今の時代に合ったカラフルなデザインのティーポットにすることで、南部鉄器をより身近に感じられるようになっています」と、教えてくれたのは、三越伊勢丹の和食器担当アシスタントバイヤー、石毛和枝さん。

聞けば、もともとこの商品は海外向け限定アイテムとして製造されていたものなのだとか。

「とりわけ、日本文化に関心の高いフランスやベルギーといったヨーロッパのティーサロンで使用されていて人気に火がつき、日本でも取り扱われるようになったという経緯があるんです」と石毛さん。

どんなテーブルウェアにも合う素朴なデザイン

いつどうやって使う? と私たち日本人はとまどってしまいそうですが、ヨーロッパのティーサロンでは、この南部鉄器カラーポットとカップ&ソーサーを組み合わせて、お茶が楽しまれているそうです。

「この商品は、一般的な急須と同じようにお使いいただけます。従来の鉄瓶のように直火にかけることはできませんが、内側にはホーロー加工がほどこされ、ステンレス製の茶漉しもついていて、とても使いやすいんですよ。日本茶はもちろん中国茶、紅茶、ハーブティー、何にでも使っていただけます。また、色はカラフルですが、どれも素朴なデザインなので、洋の東西を問わず、どんなテーブルウェアと組み合わせてもしっくりきます」

テーブルにちょっと置いておけばかわいいアクセントになりますし、伝統的な南部鉄器に新しい感覚が加わったという話題性もあるので、ティータイムが盛り上がりそうですね。

色鮮やかな南部鉄器のティーポットで、テーブルに新しい彩りを_2

錆び止めのホーロー加工で、お手入れラクラク!

とはいえ一番気になるのは、やっぱりお手入れのこと。でも、「陶器や磁器に比べると少し手がかかりますが、従来の鉄瓶に比べれば扱いは簡単です」と石毛さん。

「錆びにくいホーロー加工の内側は、ぬるま湯でよく洗い、すすぐだけで構いません。できればその後、熱湯を入れて1分ほど置くと、汚れが浮いて茶渋がつきにくくなるので、そのひと手間はかけていただきたいですね。また、熱湯の熱でポットの外側はキレイに乾きますから、水分が残るなどの拭き残しの心配もなくおすすめです。熱湯を捨てたあとは、ポットの内側を拭いてください」

外側は、鉄のうえにカラーコーティングをほどこしているので、錆びや塗装のはがれを防ぐためにも、洗わないのが原則。口の部分からお茶が液だれしたときは、すぐに、押さえるように水分を拭き取るだけで十分だそう。これならお手入れも、苦になりませんね。

今回、伊勢丹の店頭では、柄、形、サイズ、色の違いを含めて、約30種類が揃う予定。豊富なバリエーションの中から、お気に入りのものを見つけて、いつものティータイムに華やぎを加えてみてはいかがですか。

文: 森田香子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

バイヤー・スタイリスト / 石毛和枝
年に何度かのリフレッシュ旅行でも、つい現地の食器店に足を運んでは、商品をチェックしたり気に入ったものを買い集めたりするほどの食器好き。「自分自身が楽しみながら仕事することを大切にしています!」

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館5階キッチンダイニング/和食器にてお取り扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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