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2015.05.14

食品フロアスタッフが本気で勧める、あの店の「コレおいしい!」#3

食品フロアスタッフが本気で勧める、あの店の「コレおいしい!」#3

日頃、三越伊勢丹の食品フロアで、実際に店頭に立っているスタッフたち。美食の戦場、美味の密林とでもいうべき空間で、お互いに最上の味をお客さまに届けるべく、切磋琢磨を続けています。

そんな彼らが、「あえて」他店の商品からオススメしたい「コレおいしい!」を紹介する、この連載。強者は強者を知るように、本当においしいものを知っているのは、彼らなのです。

第3回:紫野和久傳・小室朋子さん

第3回は、料亭の一品料理からお茶菓子まで、さまざまな「おもたせ」を販売する<紫野和久傳(むらさきのわくでん)>伊勢丹新宿店の店長・小室朋子さん。常日頃からお客さまとの対話を通して、贈った相手の顔がほころぶようなおいしい「おもたせ」を提案しています。

前回<祇園やよい>の正田さんが「笹わらび」を選んだことを伝えたところ、小室さんは「わぁ!うれしいです!」と声を弾ませました。

「定番商品ではないものをあえて選んでいただいたということは、心からおいしいと感じていただいた証拠。感動した手みやげや差し入れは、いつまでも心に残るものです。お客さまからも『いただいた商品がおいしかったので、自分も買いたい』と、言っていただくことが多いのですが、本当にありがたいですよね」

今回小室さんが紹介してくれるのは、そんな、感動した「いただきもの」という3品。食べると出会った頃の記憶が蘇る、思い出深い品々です。

小室さんのおすすめ①:
元気をくれる、神田志乃多寿司「志乃多・のり巻お詰合せ」


食品フロアスタッフが本気で勧める、あの店の「コレおいしい!」#3まず小室さんが選んだのは、明治時代創業の老舗<神田志乃多寿司>の定番商品。小室さんはかんぴょうの「のり巻」がお気に入りなのだそう。

「お店が忙しいときに、お客さまから差し入れとしていただいたのが最初の出会いです。しっかりした甘さが特徴で、初めてでも『懐かしい』と感じる味。控えめな酢がかんぴょうの甘さを絶妙に引き立てていて、本当においしいんです。食べると元気がわいてきますよ」

忙しくて食事を摂る暇がないような日でも手軽に食べられて、懐かしい甘さで元気満タン。小室さんは自分へのご褒美として、仕事終わりに買っていくことが多いそうです。

<神田志乃多寿司>志乃多・のり巻お詰合せ8個入789円(税込)〜 ■旨の膳

小室さんのおすすめ②:
見るだけで心踊る、日本橋 千疋屋総本店「フルーツサンドイッチ」

食品フロアスタッフが本気で勧める、あの店の「コレおいしい!」#3

「これも繁忙期の思い出。当時の店長が、スタッフみんなに差し入れてくれたものです」という2品目は<日本橋 千疋屋総本店>のフルーツサンドイッチ。その華やかな見た目に、箱を開けた瞬間「わぁ!」と心が躍ったそうです。

「さすが千疋屋さんとあって、フルーツそのものが絶品。控えめなホイップクリームとの相性も抜群です。今もガラスケースの前を通るだけで、食べたときの気持ちが蘇ってきて、思わずうれしくなっちゃいます」

サンドイッチなので、フォークやお皿を使わずにすぐ食べることができるのも差し入れのポイント。小室さんはお休みの前の日に、デザートとして買っていくことが多いそうです。

<日本橋 千疋屋総本店>フルーツサンドイッチ1,188円(税込) ■カフェ エ シュクレ

小室さんのおすすめ③:
初めていただいた感動の味、銀座ウエスト「ドライケーキ」

食品フロアスタッフが本気で勧める、あの店の「コレおいしい!」#3

「このお店はリーフパイが有名ですが、私はドライケーキの味が忘れられません」

そういって小室さんが紹介してくれた3品目は、手みやげにぴったり<洋菓子舗ウエスト>のドライケーキです。

「初めて知ったのは、まだ入社したてで他の店舗に勤めていたころです。会社より差し入れとしていただいたのですが、ひと口食べてびっくり! 上品でだけど厚みもあって、素材の味が濃厚。初体験のおいしさに感動して、『上等な物をいただいた』という気持ちになりました」

日々多くの「おもたせ」を紹介する彼女の「原点」といえるこのドライケーキ。食べたときの感動を味わってほしくて、小室さんは手みやげにこの商品を選ぶことが多いそうです。

<銀座ウエスト>ドライケーキ詰め合わせ(18袋入り)3,564円(税込)〜 ■カフェ エ シュクレ

いつも手みやげや差し入れを買うとき、小室さんはちょっとだけ自分用も買い足すそう。それも、贈り物を探す醍醐味のひとつといいます。

「仕事の研究という面もありますが、『おいしいもの』を見つけるのは、私の趣味ですから(笑)」

紫野和久傳からのオススメは、お茶菓子「あづき」

食品フロアスタッフが本気で勧める、あの店の「コレおいしい!」#3

小室さんが自らオススメする、<紫野和久傳>の商品は、京都丹後の久美浜小豆のみを使用したお茶菓子「あづき」。そのポイントを次のような言葉で語ってくれました。
「塩もお砂糖もつなぎも一切使っていない、本当に『小豆』だけのお菓子です。とても素朴な味で、小豆の香りとほのかな甘みが感じられます。好きな人はクセになりますよ」
先の3点に合わせて、こちらもぜひ、おためしあれ!

<紫野和久傳>あづき(1箱21枚入り)1,836円(税込) ■粋の座

文: 大久保敬太

写真:尾鷲陽介

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

バイヤー・スタイリスト / 小室朋子
「紫野和久傳」店長。
「いらっしゃいませ」という一言に、お客さまへの感謝の気持ちを込めて、日々贈る人の真心が伝わるような「おもたせ」を提案しています。楽しみはケーキ屋さん巡りという大の甘党だそう。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=旨の膳/神田志乃多寿司、カフェ エ シュクレ/日本橋 千疋屋総本店、銀座ウエスト、粋の座/紫野和久傳にてお取り扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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