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2016.04.04

失敗しないかき揚げレシピ。材料選びで超簡単サクサクに!

かき揚げのイメージ

彩り豊かな具材のハーモニーと、サクサクとした食感が魅力のかき揚げ。家庭で揚げると、具材がバラバラに散らばってしまったり、食感がしっとりしてしまったりと、なかなか上手に作れないもの。料理研究家の濱田美里先生に、家庭でサクサクのかき揚げを作る方法を教えてもらいました。

片栗粉・焼酎・オリーブオイルがサクサクかき揚げの秘密兵器

かき揚げをサクサクに揚げるコツは、意外にも材料選びにあり! 小麦粉と水でつくる衣、具材を揚げる油を変えるだけで、超簡単にサクサクなかき揚げができるんです。 「サクサクに仕上げるには、材料を油に入れた瞬間たくさん気泡を立たせるのがポイント。細かくたくさん気泡がたっているのは、水分が十分に飛び、サクサクに揚がっている証拠です」

① 小麦粉に片栗粉を混ぜる

衣に使う小麦粉は吸水力の強いグルテンを含んでいるため、かき揚げがベタベタっとした仕上がりになる原因になります。片栗粉を加えてグルテンの割合を減らし、具材と合わせるときは混ぜすぎないように気をつけてください。

② 水ではなく焼酎を加える

衣には、水よりも沸点が低い焼酎をいれます。日本酒でも代用できますが、アルコール度数の高い焼酎は、よりサクサクに仕上がります。

③ オリーブオイルで揚げる

オリーブオイルはオレイン酸を多く含み酸化しにくいため、サラダ油などよりもサクッと揚げることができます。

失敗しない! サクサクかき揚げレシピ

材料(2人分)

A
・小麦粉…大さじ5
・片栗粉…大さじ1
・塩…少々

・焼酎(または日本酒)…大さじ3〜適量
・好みの野菜(今回は玉ねぎ、ごぼう、三つ葉、にんじん、桜えびを使用)…合わせて200g程度
・オリーブオイル(揚げ油)…適量
・塩…お好みで

「具材は、香りのある三つ葉や、うまみのある桜えび、甘みのある玉ねぎなど、味わいのバランスを考えてるのがポイント。材料は、冷蔵庫のあまりものでもOKです」

① 細切りにした材料に、Aをまぶし、焼酎を加えてざっくり混ぜる

焼酎を加えてざっくり混ぜる

「同じくらいの大きさに切りそろえると、火の通りがよくなります。混ぜすぎると小麦粉に含まれるグルテンが出るので、ざっくり混ぜましょう」

② 平たいスプーンで具材をすくい、170℃に熱したオリーブオイルへ静かに入れる

170℃に熱したオリーブオイルへ静かに入れる

「動かすとバラバラになってしまうので、多少広がっても触らず1分ほど放置します。厚みがあると、中まで火が通らないので、平たいスプーンや木べらで薄めにすくって入れます」

③ 固まったらひっくり返し、全体に火を通す

全体に火を通す

「かき揚げを突いて固まってきたのを確認したら、ひっくり返して裏面を揚げます。薄手のフライパンで揚げる場合は、火が通るのに時間がかかるため、両面を揚げたあと、最後にもう一度ひっくり返してください」

かき揚げのイメージ

お皿にもったら、かき揚げの完成! 早速頬張ると、サクサクの食感に驚き。口当たりも軽く、野菜の甘みや桜えびのうまみもたっぷりで、お箸をもつ手が止まりません。

材料を変えるだけで、失敗知らずのかき揚げレシピ。皆さんも、好みの具材や季節の野菜をそろえて、自分だけのかき揚げに挑戦してみてください。

濱田美里濱田美里

料理研究家。和食からスイーツにいたるまで、さまざまな料理本を執筆。新聞、雑誌、TVなどで活躍するほか、国際中医師、国際中医薬膳師の資格も持つ。

 

文: 木村咲貴

写真:向井規博
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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