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2016.12.30

新年のご挨拶に。1年の無事を祈る縁起菓子を贈ろう

新春の縁起菓子のイメージ

年の瀬も押し迫り、年末年始の準備で気忙しくなってくるこの季節。新年のご挨拶の手土産選びに、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、日本橋三越本店のスタイリスト・伊勢本拓也さんおすすめの、贈る相手の1年の無事を祈る願いが込められた縁起菓子をご紹介します。 

 

縁起ものモチーフが散りばめられた「冨貴寄 開運干支缶」

銀座 菊廼舎の冨貴寄 開運干支缶

<銀座 菊廼舎>冨貴寄 開運干支缶 1,728円(税込)※販売期間:〜2017年1月7日(土)

明治23年(1890年)創業の江戸和菓子の銘店<銀座 菊廼舎>の代表銘菓「冨貴寄」。約30種類のさまざまなお干菓子の取り合わせは、まるで宝石箱のようです。正月限定の「冨貴寄 開運干支缶」は、迎春仕立ての赤いパッケージが華やかな三越伊勢丹限定のアイテム。ふたを開けてすぐ目に飛び込んでくるのは、「酉」の絵柄が入った麩焼きです。金平糖や落雁など素朴なお干菓子のなかに、松竹梅や干支のモチーフが散りばめられています。

宮中行事にルーツあり。食べる人の長寿を願う「花びら餅」

彩雲堂の花びら餅

<彩雲堂>花びら餅(5個入)1,458円(税込)※販売期間:〜2017年1月7日(土)

明治7年(1874年)創業の松江の和菓子店<彩雲堂>の「花びら餅」。「花びら餅」とは、新年を祝う伝統的な和菓子。裏千家の初釜にも用いられ、正月の茶席には欠かせません。元旦に固いものを食べて長寿を願う宮中の儀式「歯固めの儀」に使われた煮鮎が「花びら餅」の由来といわれ、蜜漬けしたごぼうが鮎の背骨を表しているそう。

薄紅色に色をつけた白味噌と、それを包み込むやわらかな食感の求肥が、紅白のめでたい色合いを表現しています。食べることで長寿を願う、新年のご挨拶の手土産にぴったりの和菓子です。

すごろくと7種のお菓子を詰め込んだ「久寿玉」

落雁 諸江屋の久寿玉

<落雁 諸江屋>久寿玉 1,296円(税込)※販売期間:〜2017年1月7日(土)

文字通り「くす玉」のように仕上げられた<落雁 諸江屋>の「久寿玉」。球体の紅白せんべいの中には、紅白の花うさぎや鯛をモチーフにした砂糖菓子など7種類の銘菓と金沢から江戸までの道中すごろくが入っています。

お正月らしい楽しさと、加賀銘菓ならではの上品な味わいは格別。嘉永2年(1849年)創業の初代からの製法を守りながら伝統を今に伝える<落雁 諸江屋>ならではの縁起菓子です。

おみくじが楽しめる懐中しるこ「宝入船」

亀屋良長の宝入船

<亀屋良長>宝入船 プレーン、よもぎ各1個 378円、3個入(よもぎ1個、プレーン2個) 1,296円(ともに税込)(よもぎは三越伊勢丹限定)※販売期間:〜2017年1月7日(土)

享和3年(1803年)創業の京菓子の名門・亀屋良長の「宝入船」は、お椀に入れて上からお湯を注ぐと、中から松竹梅などのゼリーがいずれか1つ出てくる、懐中しるこです。おしるこは和三盆糖を使用したやさしい味わい。亀、松、竹、梅、ハートのいずれか1つのゼリーが入っているので、家族や友達と一緒に新年の運勢を占うのも一興。もっとも数の少ない「ハート」が出れば、幸せな一年になるかも!?

年配の方に懐かしく、子供たちにも新鮮な新年の和菓子は、家族水入らずの団らんや気の合う友人たちの集まりにもぴったり。「久寿玉」を開けたときどんな表情をするだろう。そんな想像をするだけでワクワクする、贈る人にも贈られる人にも幸せを運ぶ手土産です。
今回、商品を選んでくれたのは日本橋三越本店のスタイリスト・伊勢本拓也さん。
「新年のご挨拶の手土産は、贈る相手の顔を思い浮かべながら選んでみてください」

文: FOODIE編集部

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

バイヤー・スタイリスト / 伊勢本拓也
日本橋三越店本店の本館地下1階「全国の銘菓 菓遊庵」担当5年目。味・素材・地域・歴史・ストーリーなど多様な切り口がある和菓子の魅力を伝え、和菓子好きのお客さまとの会話を楽しむべく、日々勉強中。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、日本橋三越本店本館地下1階=菓遊庵にてお取扱いがございます。
独自の味覚と感性で厳選した全国の銘菓をお届けするお菓子のセレクトショップ、三越オンラインストア「菓遊庵」はこちら。

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