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2015.11.13

10~11月が旬の三陸沖「メバチ」、北大西洋の「ホンマグロ」を食べ比べ

刺身のホンマグロとメバチマグロ

日本の食卓に欠かせない海の幸『マグロ』。なかでもいま旬を迎えるのが、三陸沖を泳いでいる「メバチマグロ」と北大西洋で獲れる「ホンマグロ」。世界の海を回遊し脂がのった旬のマグロは、豊富なエサを大量に摂ることで身質にうまみを増すとか。そんな海の恵みを存分に享受した極上のマグロを食べ比べするとともに、自然が育んだ、そのナチュラルなおいしさの秘密に迫ります。

マグロのヒエラルキーよりも、重要なのは「旬」かどうか

赤身が特徴のメバチマグロと、脂のサシが特徴のホンマグロ

左/メバチマグロ 右/ホンマグロ

「いわゆるマグロのヒエラルキーってありますよね。ホンマグロが頂点で、インドマグロ、メバチ、キハダといった感じの。でも、これってナンセンスだと思います。なぜなら、魚には旬があるから。マグロに限らず、天然の魚にはそれぞれ旬があり、今の時季(10月~11月)で言えば三陸沖のメバチ、そして北大西洋のホンマグロがもっともおいしいと思っています」と語るのは株式会社鈴富の鈴木勉社長。

「さっぱり」と「濃厚」。味の差は歴然!

ホンマグロとメバチマグロの刺し身

見るからに鮮度の良さがわかるホンマグロとメバチマグロ。

「まずは刺身で食べ、その後はお寿司で食べ比べてください。マグロの味が一層わかりやすくなると思います」と鈴木さん。

では、まずはメバチマグロの刺身からいただきます……口に入れた途端、甘みが広がりながらもさっぱりとした深みのある味わい。赤身特有の生臭さは感じられず、マグロの後味が残りません!

次は、ピンクがかった赤身と脂のサシがきれいなホンマグロの番。舌の上に置いたとたん、コクのある甘みが口の中で溶けて広がる感覚。それでいて、こんなにも濃厚なのにくどさがないです。

ホンマグロとメバチマグロのお寿司

そしてお寿司でも食べてみます。メバチマグロは赤身の瑞々しさがシャリによって際立ちます。スッキリとした味わいながらも、身にうまみが詰まっています。これなら何貫でも食べられそう。

また、ホンマグロを寿司ネタで食べると、ねっとりとした脂がシャリと混ざり合っておいしさも倍増です。

旬のものは鮮度が良いのですっきりとした味わいがあり、かつ脂がのっているので甘みが違います。なによりも、魚特有の生臭さを感じさせません。

その時季もっともおいしいマグロを食べてほしい!

マグロの魅力を語る鈴富の鈴木勉さん

鮮やかな赤身の色合いが新鮮さを物語っているホンマグロですが、こちらは遠く北大西洋、ボストン沖で獲れたものを空輸してきたのだそう。

「ボストン沖は、緯度で言うと北海道と同じぐらい。その北の海で獲れるホンマグロは、今が旬で脂ののりも良く、おいしさ抜群。あのあたりの海は水温が低いので、身が締まっているんです」と鈴木さん。

「私どもの店では、通年で天然のマグロをお客さまに提供したいと考えていますが、『国産』にこだわると、時季によっては脂ののっていないマグロを出さざるを得ません。だったら国産にこだわるより、たとえば海外で獲れた冷凍のマグロなど、その時季で一番おいしいマグロを食べていただきたいですね」

これからがまさに旬のメバチマグロ、ホンマグロの味をぜひ楽しんでください!

文: 井上晋太郎

写真:小原達郎
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

バイヤー・スタイリスト / 鈴木 勉
株式会社鈴富の代表取締役。本当においしい天然マグロにこだわる『マグロの達人』。長年の経験と知識に裏付けされた選魚眼でおいしい魚を見極める。「国内外にこだわらず、その時季にもっともおいしいマグロを提供していきます」

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=旨の膳/鈴富にてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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